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ナビスコカップ第5節(6月6日)、清水になすすべも無く4失点で完敗

12・06・11
 6月6日に行われたナビスコカップ第5節、コンサドーレ札幌は札幌厚別公園競技場で清水エスパルスと対戦。開始早々に失点し、立ち上がりから不安定な札幌は、試合のペースをつかむことが出来ず0−4と完敗した。

 多くのけが人を抱え、苦しい台所事情の札幌。石崎監督は10代の選手5人をピッチに送り出しフレッシュな力に期待した。しかし若さ溢れる伸び伸びとしたプレーを見せる一方、要所でミスが多く、試合のリズムは作り出せない。

 本来なら、中堅、ベテラン選手が若手をフォローしたいところだが、その余裕はなかった。相手の早いプレッシャーに終始押し込まれ、前後半それぞれ2点ずつを奪われた。

 厳しい結果に終わったこの試合、けがからの復帰組と若手の台頭が一筋の光明としたい。

(写真はいずれも6月6日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘)


 上写真/試合開始早々の前半2分清水FW大前のシュートを札幌GK高木貴(右端)がいったんは止めたが、走り込んできた清水MF河井がゴールして倒れ込む(左から3人目)。手前中央で清水DF吉田(28番)が指を立ててガッツポーズ


 上写真/前半6分清水DF李記帝(33番)の直接FKを鋭い目で追う札幌GK高木貴(1番)だが、ボールは壁を越えてゴール右隅に決まり2点目


 上写真/前半25分ボールをキープして前線に駆け上がる札幌MF荒野(27番)だが、清水DF吉田(28番)にボールを奪われる。左は先制ゴールの清水MF河井(17番)


 上写真/負傷が癒え今季初出場で先発した札幌MF芳賀(18番)が、前半30分清水MF杉山(6番)とマッチアップ。ゲーム感がなかなか戻らないのか、まわりの選手とうまく機能しない感じだった。左後方札幌DF奈良(29番)、右は清水FW大前(11番)


 上写真/けがから復帰して途中出場した札幌MF山本(5番)が後半22分、清水MF杉山(6番)に厳しいタックルの洗礼を受ける。大敗した試合だったが山本の復帰が明るい材料か・・・


 上写真/後半37分札幌は右CKからの混戦でこぼれ球をDF日高(2番)がシュートを打とうとするが、一瞬早く清水FW大前(右端)にクリアされる、その右、札幌FW大島(23番)


 上写真/清水戦に0−4と大敗、清水で後半から出場してゴールを決めた17歳のMF石毛(32番)と先制ゴールのMF河井(17番)が握手するのを横目に天を仰ぐ札幌のGK高木貴(1番)と肩を落とす札幌の選手たち


 上写真/試合終了後のサポーターへのあいさつで、厳しく糾弾される札幌の選手たち。左から先発したGK高木貴(1番)、FW大島(23番)、中央にMF芳賀(18番)、右端MF砂川(8番)


 上:左側写真/後半26分、0−3の状況に厳しい表情で試合を見つめる札幌の石崎信弘監督(左端)、右手前はDF前(31番)
 上:右側写真/後半初めから出場した17歳のMF石毛(32番)が後半12分にゴールを決め、ご満悦の清水アフシン ゴトビ監督(右端)

清水エスパルスのゴトビ監督のコメント
 「立ち上がりに、素晴らしいシュート、素晴らしいゴールが入った。無失点で抑えられたことは、今後に弾みをつけた。アウエーでもやりやすくなった。これでリーグ戦にも弾みがつくだろう。札幌は、初めての訪問だが、人から聞いた印象よりも美しかった。」

※石崎監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。

写真はいずれも石井一弘撮影