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J1第11節(5月12日)、東京相手に攻め込むもゴールが遠く完封負け

12・05・15
 5月12日に札幌ドームで行われたJ1第11節、コンサドーレ札幌対FC東京の一戦。試合開始直後に先制点を奪われた札幌が猛反撃を仕掛けるも、最後まで東京ゴールをこじ開けられず0−1で敗れ連敗となった。

 ここまでの試合、2得点以上が1試合(第7節川崎戦●2−3)のみと、攻撃力にも課題のある札幌。現有戦力では、何とか1点を奪い90分間失点ゼロで守りきることが勝利への方程式か。

 その札幌のゲームプランが、開始1分の失点で一気に崩れる。しかし、これで目が覚めたか、良い意味で気持ちが吹っ切れ、果敢に東京ゴールへ襲いかかった。ボールを組織的に奪った後の素早いカウンターや、時には時間と人数をかけた分厚い攻撃を見せるなど、数多くのチャンスを作り出す。

 札幌は、押し込みながら決めなければならない場面を迎えるが、東京GK権田のファインセーブやシュートミスで最後までゴールを奪えなかった。結局、試合立ち上がりの失点を挽回することが出来ず、そのまま完封負け。

 ホーム戦ながら、試合の入り方が悪く、痛い思い(失点)をしてから気づくのでは遅い。ゴール前での集中力とあわせ、ゲーム(闘い)に入る集中力も鍛えたい。

 次戦札幌は、5月16日にナビスコカップ第4節をNACK5スタジアム大宮で、大宮アルディージャと対戦する。


 上写真/記者会見のFC東京ポポヴィッチ監督。ポポヴィッチ監督は今季から就任。選手時代はオフト氏に指導を受けた。大分、町田の監督を歴任=44歳。5月12日、札幌ドーム、撮影・jun

「カジの心身の成長が楽しみ」

 FC東京ポポヴィッチ監督は「前半の入りは良かったが、全体的には満足していない。あれは(開始1分に得点)別として、想定した通り厳しい戦いになった。カジ(梶山陽平)は、点を取っただけでなく、人間性と技術を持っている選手だ。さらにチームとして、やりきれた選手たちも勝利(賞賛)に値する。札幌の選手がアグレッシブにやってきたので、1点を争う試合で、もし返されていたら、どうなったか分からない。これからもサポーターに感謝して、みんなに楽しんでもらえるサッカーをしたい」とコメントした。

編集部