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J1第7節(4月21日)、前半の2点リードを守れず後半に逆転負け

12・04・26
 4月21日に札幌ドームで行われたコンサドーレ札幌対川崎フロンターレの一戦。前半に2点をリードするも、課題の後半に3失点で痛恨の逆転負け。これで札幌は6連敗となってしまった。

 試合は、FW前田の移籍後初ゴールと、MF高木の今季初得点で2点を奪った札幌がゲームの主導権を握り前半を折り返す。

 しかし、後半に入ると一転、川崎が攻勢に出る。それまでの停滞した攻撃がMF中村の投入で一気に活性化。すると後半12分、ピッチに入ったばかりの中村がゴールを決め、点差を詰める。さらに後半22分にはハンドで得たPKをFWレナトが決め同点に。

 なんとか凌ぎたい札幌だったが、集中力と体力が持たず、終了間際に元札幌のMF山瀬に逆転弾を決められ、2−3で敗れた。

 札幌は次節、4月28日にアウエーのNACK5スタジアムで大宮アルディージャと対戦する。

 (写真はいずれも4月21日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半9分FW前田が移籍後初ゴール、起点となったDF岩沼と抱き合って喜ぶ。左はMF前


 上写真/前半32分DF日高のクロスにDF高木純(7番)がヘディングで合わせて2点目を決める


 上写真/後半12分MF稲本に代わって出場した直後、反撃開始の1点目を決めて喜ぶ川崎FMF中村(右端14番)。MF高木純ら、札幌の選手たちは呆然


 上写真/逆転弾を決めた元札幌の山瀬(13番)と後半45分に競り合う札幌DF奈良(29番)


 上写真/後半22分川崎FのFWレナト(10番)にPKを決められた直後、ベンチで渋い顔の札幌・石崎監督

※石崎監督の試合後のコメントは、本サイト左にある「コンサドーレ札幌公式ホームページ」バナーから、「試合情報ページ」でご覧いただけます。


 上写真/後半12分川崎Fの望月コーチは交代させたMF稲本(20番)を迎える。この直後、代わりに入ったMF中村が1点を返す。望月采配ずばり、逆転劇の始まりとなった

「功治が最後に取ってくれた」

 川崎の望月達也コーチは「立ち上がり動きが悪く、スペースを使われ点を取られた。後半に追い付ける自信はあり、少しの間スタメンで行ったが、中村憲剛を入れてから攻撃にリズムが出た。前監督(相馬直樹=2011年から今季途中交代)から引き継ぎ2勝1敗で、選手の自主性に任せたのが良かった。功治(山瀬)は最後5分で入れたが、決勝点を入れてくれて、札幌のファンにも恩返しが出来たようだ」。

写真はいずれも石井一弘撮影