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J1第4節(3月31日)、またしても白星が遠く清水に0−1の惜敗

12・04・03
 3月31日に行われたJ1リーグ第4節。コンサドーレ札幌は、アウエーのアウトソーシングスタジアム日本平で12位の清水エスパルスと対戦。前半は耐えた札幌だったが、後半開始早々にゴールを許し、そのまま完封負けを喫した。これで札幌は、1分け3敗、勝ち点1、順位を17位に落とした。

 今季J1初勝利をあげるべく気合を入れて敵地に乗り込んだ札幌。しかし、序盤から個の力で優る清水にボールを支配され、清水得意のサイド攻撃からゴール前まで迫られる。それでも、チーム全体で体を張り、ゴールを死守した。

 札幌は必死に耐えながら、時に厳しいプレスでボール奪い、カウンターで清水ゴールに襲い掛かる。しかし、肝心のゴール前で、良いタイミングでシュートが打てず、得点には至らない。しかも2試合連続得点中のMF山本が右太ももを痛め途中交代。暗雲が立ち込めたまま、前半が終了。

 ハーフタイムには、静岡でリハビリ中のFW中山が、重たい空気を察しチームに激を飛ばすなど、札幌は気合を入れ直して後半に臨んだ。

 モチベーションを持って後半に入ったが、勝ちたい気持ちとは裏腹に思うようなプレーができない。すると試合巧者の清水に、立ち上がり直後の4分に、痛い先制点を決められる。

 中盤から入れられたロングボールを風の影響かクリアーが中途半端になると、すかさずこのボールを清水に拾われた。素早くペナルティエリア内までつながれると、最後は清水FW高木に右足を振りぬかれ、札幌GK李の右手をかすめ、ゴールに突き刺さった。

 反撃したい札幌は、FW大島、キリノを続けてピッチに投入。システムを攻撃的な3−5−2へ変更し、前線の圧力を高めて同点弾を狙った。攻撃にかける人数も増え、徐々に清水ゴールへ迫るもゴールを割ることは出来ず。結局このまま0−1で、リーグ3連敗となった。

 3月は勝利を手にすることが出来なかったが、4月4日にナビスコカップ第2節(ニッパツ三ツ沢球技場、横浜F・マリノス戦)があり、4月7日は、J1第5節、札幌ドームに昨シーズンの王者柏レイソルを迎える。桜のシーズン同様、札幌も勝利の開花宣言をしてもらいたい。
編集部