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J1第1節(3月10日)、久々のJ1の舞台で磐田に分け、上々の滑り出し

12・03・13
 待ちに待ったこの日がやってきた―。

 コンサドーレ札幌は3月10日(土)、ホーム札幌ドームにジュビロ磐田を迎え、0対0のドロースタートとなった。

 実に4年ぶりのJ1の舞台。様々な思いの交錯したピッチで緊張を振り払うかのごとく選手たちは懸命に走り回った。

 試合立ち上がり、札幌が高い位置からのプレスで磐田を苦しめ、主導権を握る。しかし得点を奪えずにいると、自力で勝る磐田が徐々に盛り返し、札幌が押し込まれる。それでも最後のゴールラインは割らせず、前半が終了した。

 後半に入っても磐田の勢いは変わらず、札幌を攻め立てるが、奈良とノースの新CBコンビが上手く連携し得点を与えない。すると、試合終盤、石崎監督が攻撃的な選手を次々投入し、勝ち越しを狙う。ここから流れが変わり惜しいチャンスを作るも、磐田守護神・川口の牙城を最後まで崩せず、スコアレスドローに終った。

 開幕前、不安視されていた守備が無失点だったことを考えれば、勝ち点1を得たこの試合は、今後に期待の持てる結果となった。毎試合厳しい戦いが続くだろうが、この日のような粘り強さを持ち味にJ1の舞台を乗り切ってもらいたい。

 (写真はいずれも3月10日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)


 上写真/前半7分ハイボールにヘディングで競り合う札幌MF河合と磐田FW前田、中央は札幌DFノース(3番)、左端MF近藤(32番)



 上写真/前半13分コンサドーレ札幌の新戦力、ワントップのFW前田(中央)は得意のドリブルでジュビロ磐田をかき回す、右端はMF岡本(17番)


 上写真/前半36分札幌のDF奈良(左)は日本代表の磐田FW前田(18番)に気後れすることなく跳ね飛ばす


 上写真/前半40分磐田の左CKからの攻撃を札幌GK李昊乗がパンチングで防ぐ、左端MF近藤。スタンドのサポーターも必死の応援


 上写真/前半45分札幌の新戦力FW前田(11番)が磐田のDFチョ ビョングク(24番)と競り合いながらドリブルで攻め上がる


 上写真/後半32分札幌の新戦力で先発出場を果たしたMF山本(5番)が積極的な攻め上がりを見せる。右手前FW前田(11番)


 上写真/後半35分コンサドーレ札幌の左CKからの攻撃、新加入のDFノース(右端)が高い打点のヘディングでゴールを狙うもならず。中央はFWキリノ(19番)、その左、ジュビロ磐田のFW前田、左端DF駒野


 上写真/後半44分日本代表の磐田FW前田(18番)の攻撃を懸命に防ぐ札幌の選手たち。前田の左、札幌DF奈良(29番)、ノース(3番)、GK李昊乗(16番)、右端キャプテンMF河合(4番)、手前11番はFW前田、左手前キリノ(19番)


 上写真/4年ぶりJ1復帰の開幕戦で強豪ジュビロ磐田と引き分け、やれやれといった表情で25,000人を超える観客にあいさつするコンサドーレ札幌の選手たち。左手前キャプテンMF河合(4番)、右からGK李昊乗(16番)、新加入DFノース(3番)、FW大島、控えGK杉山ら

写真はいずれも石井一弘撮影