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J2第37節(11月26日)、湘南を2−0で下し昇格争いは最終節へ!

11・11・29
 11月26日、コンサドーレ札幌は平塚競技場で13位の湘南ベルマーレと対戦。後半に奪った2ゴールで2−0と勝利した。これで札幌は、20勝5分け12敗、勝ち点65。3位だった徳島ヴォルティスが敗れたため、勝ち点で並んだ札幌が得失点差で徳島を上回り、昇格圏の3位に再浮上した。

 前節、草津にまさかの逆転負けを喫した札幌。昇格するためにはこれ以上勝ち点を落とせない崖っぷちの状況に立たされた。その重圧がのしかかったのか、試合立ち上がりから動きの重い札幌イレブン。湘南に試合を支配され、次々とシュートを打たれるが、全員が体を張ってブロック。最後のところで守りきり、前半を無失点できりぬけた。

 勝負の後半、石崎監督が先に動く。システムを前半の4−2−3−1から3−5−2へ変更。すると、この采配がピタリとはまる。湘南の攻撃の中心、MFアジエルを封じ、次第に札幌ペースに持ち込んだ後半16分。途中出場のFW近藤がペナルティーエリア内でボールを受け、左にいたMF古田にやさしく横パス。これを走り込んだ古田がダイレクトでゴール右上隅に蹴りこみ、待望の先制点を決めた。

 勢いに乗った札幌は、追加点を奪うべく、湘南ゴールへ攻め立てる。迎えた後半38分、近藤がドリブルで仕掛け、湘南DF陣を引きつけると、ゴールほぼ正面でフリーで待っていたMF宮澤に完璧なボールを送る。これを宮澤が冷静に沈め2−0。FWジオゴの交代で入った近藤の2アシストが試合を決め、完封勝利で昇格に望みをつないだ。

 次節札幌は、札幌ドームで、すでにJ1昇格と優勝を決めたFC東京と対戦する。チャンスが目の前にある状況で迎える最終節。久しぶりに味わう期待感が、ホームに駆けつけるサポーター、選手、スタッフの一体感となり、間違いなくチームの後押しとなる。

 さぁ12月3日の最終決戦、北海道全体で盛り上がって有終の美をつかみ取ろう!

編集部