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J2第34節(11月6日)、昇格を争う東京Vに敗れ、4位へ後退

11・11・11
 コンサドーレ札幌は、11月6日、アウエーの味の素スタジアムで東京ヴェルディと対戦。前後半それぞれに1点ずつを決められた札幌は、後半に1点を返すも反撃はそれまで。東京の倍近いシュートを放ちながら、決定力を欠き、1−2で敗れてしまった。

 これで札幌は、18勝5分け11敗、勝ち点は59のまま。この日、4位だった徳島ヴォルティスが引き分け、勝ち点1を上積みしたため、勝ち点で札幌と並んだ。しかし、得失点差で徳島が上回り、札幌は4位と順位が入れ替わった。

 試合の立ち上がりは札幌のペースで進んでいたが、大事なゲームと気持ちが入りすぎたか、チャンスで決めきれない。すると、負けると昇格の可能性が消えてしまう東京が徐々に盛り返す。前半17分、ゴール前のクリアミスを拾った東京FW阿部が正確なシュートをゴール隅へ決め先制。その後、個人技に勝る東京に主導権を握られ、得点を奪えず前半が終了した。

 後半、早い時間帯に巻き返したい札幌だったが、逆に、痛恨の追加点を決められてしまう。後半10分、サイドからクロスを入れられると、マークをしていた札幌DF山下を振り切った、東京FW巻にスライディングで押し込まれた。

 攻めに出るしかなくなった札幌は攻撃的な選手を次々と投入。すると、後半38分、代わって入ったMF岡本が起点となり、ゴールが生まれる。素早いパスが連続でつながり、同じく途中出場のFW上原からの落しを最後はMF砂川がダイレクトで冷静に蹴りこみ1点を返した。その後、札幌が猛攻を仕掛けるも東京DFの身体を張った必死の守りの前に得点を奪えず、そのまま1−2で試合終了。

 次節札幌は、11月12日、厚別公園陸上競技場で11位(勝ち点46)の大分トリニータと対戦する。大事なのは最終的に昇格圏の3位に入っていること。今は混戦状態の順位を気にせず、がむしゃらな闘志溢れるプレーで、最後の最後までチャレンジし続ける気持ちで戦いたい。
編集部