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J2第33節(10月30日)、ホームで熊本に快勝し昇格圏の3位をキープ

11・11・04
 コンサドーレ札幌は、10月30日、厚別公園陸上競技場でロアッソ熊本と対戦。キャプテン河合の移籍後初ゴールなどで3点を奪い、守っては新DFラインが機能し、3−0と2試合連続の完封勝利を収めた。

 これで札幌は、18勝5分け10敗、勝ち点を59に伸ばした。順位は3位のままだが、今節、上位のFC東京とサガン鳥栖が引き分けたため、勝ち点差を縮めることに成功した。

 ゲームの立ち上がりから熊本ゴールに迫っていた札幌は、前半13分、巧みな崩しから、最後はMF河合が豪快なミドルシュートを突き刺し先制に成功。後半25分にはMF近藤が2試合連続となるゴールで熊本を突き放し、さらに試合終了間際には、途中出場のMF岡本がダメ押しとなる3点目を決めた。

 その理想的な展開の下支えは、2試合連続で先発出場となったユース所属のDF奈良の安定したパフォーマンスなど、守備陣の健闘も忘れてはならない。

 次節札幌は11月6日、味の素スタジアムに乗り込み東京ヴェルディと対戦する。残りは5試合。ここからの一戦一戦は、昇格ロード生き残りをかけた、まさにトーナメント戦に臨む覚悟が必要だ。

 (写真はいずれも10月30日、札幌厚別公園競技場、撮影・石井一弘)


 上写真/前半13分札幌のキャプテンMF河合(4番)が先制ゴールを決め、DF山下(23番)が飛びついて喜ぶ。右はアシストしたMF宮澤(10番)


 上写真/前半24分中央での高いボールをヘッドではじき返す札幌のMF河合(4番)、左はMF近藤(32番)、熊本の22番はMF吉井、30番はFW仲間


 上写真/前半26分熊本の右からの攻撃にDF筑城(24番)とせり合ってクリアする札幌MF近藤(32番)。札幌の選手左からDF山下(23番)、日高(2番)、GK李(16番)、DF高木純、熊本の選手は左端DF廣井(4番)、FW仲間(30番)


 上写真/後半25分札幌のDF高木純(7番)が近藤の追加点をアシストする絶妙のクロスを上げる。左後方札幌の石崎監督はゴールを予感しているような表情を見せる


 上写真/後半ロスタイム3分、途中出場した札幌のDF岩沼(6番)が、ダメ押し点となった同じ途中出場のMF岡本のゴールをアシストするクロスを上げる


 上写真/この日先制点を決めるなどしてヒーローとなった札幌のキャプテンMF河合がインタビュー後、ファンの声援にこたえる


 上写真/前半45分控え選手たちの見守る前で、厳しい表情で注文をつける札幌の石崎信弘監督

 試合後のコンサドーレ札幌石崎信弘監督のコメント
 「長い遠征の後、(ホームで)何としてでも良い試合をしたかった。長いボールのセカンドボールを拾えたので、河合のロングシュートも出来たと思う。早い時間の得点からの後の攻撃に工夫がほしかった。後半に途中出場した岡本、古田、岩沼が良い仕事をしてくれたと思う。」


 上写真/後半31分スローインをする熊本DF市村(15番)の横で同菅沼(28番)に指示をする熊本の高木琢也監督。高木監督は札幌を最後に引退し指導者への道に。市村も以前札幌でプレーしていた

 試合後のロアッソ熊本高木琢也監督のコメント
 「最初の入りが悪かった。うちのフォワードへのパスを逆にターゲットにしてパスをカットして攻められた。後半は頭から100%(全力)で反撃したが、シュートチャンスをつぶされた。」

写真はいずれも石井一弘撮影