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J2第32節(10月22日)、19位の鳥取に敗れ手痛い3連敗を喫する

11・10・25
 これが昇格争いのプレッシャーか、厳しさか。10月22日、アウエー(とりぎんバードスタジアム)で行われたコンサドーレ札幌対ガイナーレ鳥取の一戦は、この日も札幌はゴールを奪うことはできず、0−1で完封負け。下位相手に勝ち点を奪えず、手痛い3連敗となった。これで札幌は16勝5分け10敗、勝ち点は53。4位だった徳島ヴォルティスが勝ったため、順位が入れ替わり、4位に後退した。

 前節まで、2戦連続のノーゴールで連敗していた札幌。昇格戦線に生き残るためにも、下位相手に是が非でもゴールをこじあけ、勝ちたかった。試合序盤、MF砂川のロングボレーシュート、MF内村が抜け出してのシュートも相手GKの好捕で入らず。すると前半15分過ぎからは、鳥取にゲームを支配された。

 0−0で迎えた後半、序盤に札幌がペースを取り返すも、ラストパスの精度を欠き決定機には至らない。攻撃を慌て始めた後半33分、中盤でのパスミスからのカウンターを最後は鳥取FWハメドに決められ、そのまま0−1で試合終了。

 これで札幌は3戦連続ノーゴールという、今季開幕時に戻ってしまったかのようなゴール欠乏症となった。しかし、技術的な問題よりも、昇格圏に入った時に、この順位を守ろうという気持ちが奥底にあったのではないか。今一度、自分たちはJ1への挑戦者という気概を順位にかかわらず忘れないでほしい。そうすれば、プレッシャーも消え、おのずとゴールへの扉も開かれるはずだ。

 図らずも、順位は昇格圏外の4位となった。昇格ロードに挑戦するには、まだまだ絶好の位置と気持ちを切り替えよう。

 次節札幌は10月26日。鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムで3位の徳島ヴォルティスと戦う。ここでの勝利で一気に流れをつかみ取りたい。
編集部