コンサドーレ札幌は、Ｊ２第３節（延期分）を８月１７日（水）、札幌ドームでジェフユナイテッド千葉と対戦。ＦＷ内村の２得点などで千葉に４−０と快勝した。これで札幌は勝ち点を３４とし、順位を５位に浮上させた。

　前回（７月２３日、第２２節）の対戦で０−２と完敗を喫している相手なだけに、コンサイレブンの気迫は立ち上がりから凄まじいものだった。先取点となるＣＫも、ＭＦ近藤が前線から献身的なプレスをかけたからこそ奪えたＣＫであり、そういった姿勢がこの日のチーム全体から感じられた。

　試合は、３分にＤＦ高木が先制点を決めると、２６分、５３分の連続ゴールで千葉を突き放し、最後は８７分、途中から入ってきた古田が今季初ゴールを決め、圧勝劇に幕を閉じた。

　次節札幌は、函館市千代台公園陸上競技場に京都サンガＦ．Ｃ．を迎える。年に１度の函館での試合を楽しみにしているサポーターも多く、ここでの４連勝も大いに期待している。

　（写真はいずれも８月１７日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）

　上写真／前半３分コンサドーレ札幌のＤＦ高木純（７番）がＭＦ砂川の右ＣＫからのグラウンドボールを直接ゴールし先制点をあげる。右はジェフユナイテッド千葉のキャプテンＭＦ佐藤（７番）

　上写真／この日４得点の内、３アシストと大活躍した札幌のベテランＭＦ砂川（８番）、前半11分千葉のＤＦ山口（１３番）と競り合いながらボールをさばく

　上写真／前半２６分札幌のＭＦ内村（１３番）が左サイドのＭＦ砂川のクロスに、千葉のＭＦゲッセル（６番）、ＤＦ坂本（２番）をかわしてヘッドで合わせて追加点を決める

　上写真／前半ロスタイム札幌のＦＷジオゴ（１１番）が千葉のＭＦゲッセル（６番）、ＤＦ青木良（４番）を尻目にボールをキープ

　上写真／後半８分札幌のＭＦ内村（右から２人目）のこの日２点目に、アシストしたＭＦ砂川（右端）やＤＦ山下らが集まって歓喜、ＦＷジオゴ、ＭＦ宮澤（左端）も飛びついて行く

　上写真／後半２０分試合の切れ目にＭＦ砂川（左）に指示を伝える札幌の石崎監督

　上写真／後半４２分札幌のＤＦ岩沼の自陣からのロングパスを右サイドで受けたＭＦ古田（１５番）がドリブルで中央に持ちこむダメ押し点となる今季初ゴールを決める。右は千葉ＤＦ竹内（３番）

　上写真／千葉を４−０と下してリベンジした札幌の砂川（８番）やＧＫ李（１６番）に対しがっくりする千葉のＦＷ林（中央）、明暗がクッキリ分かれた一瞬

　上：左写真／前半４４分指示を出す札幌の石崎信弘監督
試合後の石崎監督のコメント「試合の入り方がよかった。勝ちたい気持ちが出た。後半何回か決定的なピンチがあったが、集中力を切らさなかった。勝ったのは素晴らしかったが、中２日しかない京都戦に負けたら何にもならない」と気を引き締めていた。

　上：右写真／後半３３分通訳を交えて第４の審判員・伊東さんと何事か話し合う千葉のドワイト監督
試合後のドワイト監督のコメント「いいゲームができなかった。この試合で一番重要なのは初めの６、７分で流れを取り入れられるかどうかだ。準備ができていないうちにＣＫでやられた。札幌はリベンジをしっかりやった。」と脱帽といった感じ。