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J2第24節(8月14日)、終了間際に宮澤のゴールで、富山に逆転勝利。

11・08・17
 コンサドーレ札幌は、8月14日(日)にアウエー(富山県総合運動公園陸上競技場)でカターレ富山と対戦。試合終了間際に逆転弾を決め、2−1と競り勝った。これで、札幌は9勝4分け6敗となり、勝ち点を31に伸ばし順位を6位とした。

 この日の試合は、時折強い雨が降っており、時間の経過とともに荒れたピッチ状態となった。前半、札幌は、濡れた芝の影響もあってか、思うようにボールを回せず、苦しい立ち上がり。すると10分、奪われたボールから攻め込まれ、最後は富山FW黒部に先制ゴールを決められた。

 反撃に出たい札幌は、19分に素早いパス交換から左サイドに展開。そこからゴール前にセンタリングを上げると、富山DFがクリアに失敗し、オウンゴール。前半を同点で折り返した。

 後半、追いついた勢いで流れを引き寄せたい札幌だったが、中盤でのプレッシャーも効かず、富山の猛攻を受け続けた。札幌は、ゴール前でなんとかしのぎきり、このままドロー決着かと思われた、終了間際の89分。中央で札幌FWジオゴが起点となり、右サイドのDF日高に丁寧に縦パス。これを日高がダイレクトでクロスを入れると、ポジションを前線に上げていた宮澤が、相手と交錯しながらもダイビングヘッド。ボールは水しぶきを上げながらゴールに吸い込まれた。この1点が決勝点となり、悪いながらも、札幌が連勝をもぎ取った。

 この試合がデビュー戦となったブラジル人助っ人のジオゴは、持ち味のキープやポストプレーを随所で発揮し、いきなりチームの勝利に貢献して見せた。よりフィットすれば、チームを牽引するエース級の活躍をしてくれそうだ。
編集部