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J2第19節(7月2日)、FW横野のゴールで栃木SCに価値あるドロー

11・07・05
 コンサドーレ札幌は、7月2日にアウエーの栃木県グリーンスタジアムに乗り込み、栃木SCと対戦。前半に先制点を許すものの、後半、FW横野のゴールで追いつき、1−1と引き分け。勝ち点1を敵地から持ち帰った。これで札幌は、1試合少ないが、5勝3分け5敗、勝ち点18、順位は12位に下がった。

 現在、昇格圏内の2位と好位置にいる栃木。札幌は、上位との勝ち点差を縮めるためにも負けられない一戦だった。しかし、試合では気持ちが空回りしたか、積極的にボールを展開することができない。自陣でボールを回すことが多く、前線にボールを入れてもキープできないという悪循環に。

 その展開が続いた前半41分、角度のないところから放たれたシュート性のボールが札幌の選手に当たってコースが変わり、札幌ゴールに吸い込まれた。アンラッキーな部分もあったが、後手にまわる時間帯が長いとこのような失点も必然的に起こる。前半はこのまま栃木のリードで折り返した。

 後半になっても反撃の糸口を作り出せない札幌だったが、後半途中にシステムを今季初の3−5−2へ変更。この采配が見事にはまり、後半30分、CKの流れから同点ゴールが生まれる。DF河合がゴール前に早いボールを送ると、横野が体を投げ出す、見事なダイビングヘッドで、ネットを揺らした。

 その後は、互いに攻め合うものの、得点には至らずそのままタイムアップ。勝ち点を分け合う格好になったが、札幌にとっては価値ある引き分けになった。

 次節札幌は、7月6日(水)、札幌ドームでギラヴァンツ北九州と対戦する。厳しい日程が続くが、今節のような粘りを見せ、泥臭くても勝ち点を奪うような戦いこそが、連戦のポイントとなる。
編集部