４月３日、コンサドーレ札幌は「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティイベント」として、トップチーム対札幌ユースＵ‐１８の練習試合を宮の沢白い恋人サッカー場で行った。

　当日は雪の降る中、１，６００人を超えるサポーターが集い、１０：３０のキックオフの前には、犠牲者への黙祷がささげられた。また、オークションイベントや、募金活動などで多くの善意が集められた。

　試合は、序盤から札幌ユースのスピードある攻守が光り小山内が先制ゴール。トップチームを慌てさせた。その後、セットプレーから上原が同点とし、トップチームの意地を見せるも、１−１で試合終了。札幌ユースの健闘にスタンドが湧いたが、４月２３日（Ｊ２第８節分札幌ドーム）から再開される、湘南ベルマーレ戦に不安を抱かせる内容となった。

（写真はいずれも４月３日、宮の沢白い恋人サッカー場、撮影・石井一弘）


−　練習試合出場選手　−
◇コンサドーレ札幌トップチーム
前半　ＧＫイ・ホスン、ＤＦ西村、櫛引、チアゴ、上原、ＭF芳賀、砂川、内村、三上、ＦＷ横野、中山
後半　ＧＫ曳地、ＤＦ高木純、櫛引、山下、岩沼、ＭＦ河合、宮澤、古田、近藤、岡本、ＦＷ三上

◇コンサドーレ札幌Ｕ−１８
前半　ＧＫ阿波加、ＤＦ小山内、永井、奈良、前、ＭF中川、深井、中原、近藤、ＦＷ下田、榊
後半　ＧＫ阿波加（今岡）、ＤＦ山下、永井、奈良、前（深井） 、ＭF鈴木貴、永坂、中原、津川、ＦＷ下田（近藤）、榊（中川）

※「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティイベント」募金総額
・コンサドーレ札幌オークション落札金額含む募金額：１，３３７，９５２円
・仙台市出身の芳賀選手チャリティーブースでの募金額：１，２９５，７２８円

　上写真／前半に先発出場したＦＷ中山（９番）が降りしきる雪の中、鋭い動きを見せサポーターを喜ばせた。左はＭＦ砂川（８番）、左端Ｕ-１８のＤＦ前（１４番）、２７番はＭＦ中原

　上写真／復興支援マッチとあって「走り切れ。日本に勇気を」の横断幕が掲げられた。中央はＤＦチアゴ

　上写真／「東日本大震災」のためＪ２も開幕戦をしただけで中断中、チャリティーマッチには雪の中、１６５０人もサポーターが駆けつけ、熱い視線を送った。中央左は後半から出場のＭＦ岡本（１７番）、左端ＭＦ三上（２２番）

　上写真／前半はＭＦとしてトップ下に入った三上（２２番）。後半は近藤との２トップで出場、ＭＦ古田（１５番）と共に軽快な動きを見せた。２人とも開幕戦は怪我のため出場できず、ホーム開幕戦に向けてアピールしていた。左端は高卒の新人櫛引（２５番）

　上写真／前半に高卒新人櫛引（２５番）と今季ＤＦを試される上原（右端の２６番）が起用された。上原は３２分にセットプレーからヘディングで同点ゴールを決めた

　上写真／後半にＦＷ近藤（３２番）とＭＦ宮澤（１０番）が出場したが得点を決めることはできなかった。スタンドを埋めたサポーターはやや不満気。左端ＤＦ岩沼（６番）、右端ＭＦ三上（２２番）

　上写真／「東日本大震災」復興支援とあって、クラブハウス横のポールには半旗が掲揚された