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一覧に戻るＪ２第３８節（１２月４日）、今季初の４得点で熊本に快勝。最終戦を飾る。
10･12･11
１２月４日（土）、Ｊ２の今季最終戦が各地で行われ、コンサドーレ札幌はホームの札幌ドームでロアッソ熊本と戦い、高校生ＪリーガーＦＷ三上の活躍などで４−０と快勝。シーズンの最後に来季に向け一筋の光明が見えた。
来季もＪ２が主戦場となる札幌だが、今季限りで退団する選手や将来を担う若手のため、そしてなにより、最後まで声援を送り続けたサポーターのためにも、来季につながる戦いを見せたい一戦。
試合は、立ち上がりこそ押し込まれたが、シーズン終盤になって安定してきた守備陣が踏ん張り、得点を与えない。そこから流れをつかみ、前半３１分、攻撃陣がこれに応える。ＭＦ砂川の左サイドからのクロスに反応したＦＷ三上がボレーで合わせて先制。「チームで連動しゴールを目指す」という石崎監督の目指す形の得点が決まり、前半は１−０で折り返す。
後半も押し込まれる時間帯があったが、これを耐えると後半１９分。ペナルティエリア付近でファールをもらったＭＦ砂川が、自ら技ありのフリーキックを沈め２−０。これで一気に勢いづいた札幌は、同３０分に西嶋、同４１分に三上がこの日２点目を決め、リーグ戦今季最多の４得点とゴールラッシュ。守備でも３戦連続の無失点と堅守を見せ、そのまま４−０と大勝した。
最終試合で見事な勝利となった札幌だが、今季１１勝１３分け１２敗、勝ち点４６でクラブ史上ワーストとなる１３位で終了。試合終了後のセレモニーでは、矢萩社長から「目標にしていた結果を残せず、皆様の期待に応えられなかった」と謝罪する一幕も。
来年札幌はクラブ創設１５周年という節目の年を迎える。予算圧縮で選手補強も厳しい状況だが、自前の若手を育成しながら、当然今季以上の結果も求められる１年になる。「育成と結果」は、クラブにとっても永遠の課題ではあるが、短期的な結果だけに左右されない、中長期的なゆるぎない明確なビジョン持ったかじ取りをしてもらいたい。
（写真はいずれも、１２月４日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
来季もＪ２が主戦場となる札幌だが、今季限りで退団する選手や将来を担う若手のため、そしてなにより、最後まで声援を送り続けたサポーターのためにも、来季につながる戦いを見せたい一戦。
試合は、立ち上がりこそ押し込まれたが、シーズン終盤になって安定してきた守備陣が踏ん張り、得点を与えない。そこから流れをつかみ、前半３１分、攻撃陣がこれに応える。ＭＦ砂川の左サイドからのクロスに反応したＦＷ三上がボレーで合わせて先制。「チームで連動しゴールを目指す」という石崎監督の目指す形の得点が決まり、前半は１−０で折り返す。
後半も押し込まれる時間帯があったが、これを耐えると後半１９分。ペナルティエリア付近でファールをもらったＭＦ砂川が、自ら技ありのフリーキックを沈め２−０。これで一気に勢いづいた札幌は、同３０分に西嶋、同４１分に三上がこの日２点目を決め、リーグ戦今季最多の４得点とゴールラッシュ。守備でも３戦連続の無失点と堅守を見せ、そのまま４−０と大勝した。
最終試合で見事な勝利となった札幌だが、今季１１勝１３分け１２敗、勝ち点４６でクラブ史上ワーストとなる１３位で終了。試合終了後のセレモニーでは、矢萩社長から「目標にしていた結果を残せず、皆様の期待に応えられなかった」と謝罪する一幕も。
来年札幌はクラブ創設１５周年という節目の年を迎える。予算圧縮で選手補強も厳しい状況だが、自前の若手を育成しながら、当然今季以上の結果も求められる１年になる。「育成と結果」は、クラブにとっても永遠の課題ではあるが、短期的な結果だけに左右されない、中長期的なゆるぎない明確なビジョン持ったかじ取りをしてもらいたい。
（写真はいずれも、１２月４日、札幌ドーム、撮影・石井一弘）
上写真／前半３９分熊本の左ＣＫからの猛攻を懸命に守る札幌の選手たち。左からＤＦ藤山（３番）、ＭＦ藤田（７番）、ＦＷ三上（３１番）、ＧＫ佐藤（１番）、ＤＦ吉弘（２番）、石川
上写真／熊本戦後半１９分、今季で退団が決まっている札幌のＭＦ砂川（８番）が自ら倒されて得たＦＫを直接ゴールし貴重な追加点をあげる
上写真／ロアッソ熊本とのＪ２最終戦で後半３０分、コンサドーレ札幌のＤＦ西嶋（右端の６番）が３点目のゴールを決め集まって喜ぶ選手たち。こんな笑顔は久し振りのような気がする。左からＭＦ岩沼（２３番）、ＤＦ吉弘（２番）、２点目をＦＫで決めたＭＦ砂川（８番）、ＤＦ石川（４番）
上写真／シーズンを終えたセレモニーであいさつするＨＦＣの矢萩竹美社長。左に神妙な表情の石崎信弘監督（左から２人目）
上写真／最終戦を終えたセレモニーで後援会が選ぶ今季のＭＶＰをＧＫ�盡兇�受賞、松葉杖姿の�盡兇法△韻�に泣いた今季のチームの象徴のように感じた
上写真／試合終了後の記者会見で今季を振り返る札幌の石崎信弘監督。来季の監督続投については明言をさけた
上写真／今季から実施された「ありがとうハイタッチ」、札幌のゴールのところに選手が並びサポーターとハイタッチ、退団が決まっている砂川選手の顔も見える
編集部
