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J2第37節(11月27日)、三上の奮闘光るも、福岡とドロー

10・12・03
 11月27日、コンサドーレ札幌はレベルファイブスタジアムでアビスパ福岡と対戦し、互いに決め手を欠き0−0で引き分け。これで、札幌は10勝13分け12敗、勝ち点は43となり、順位を14位に下げた。
 
 札幌は、前節までけが人が多く、思い通りの采配が出来ていない石崎監督。さらに今節は、FWの軸の内村も出場停止で、MF高木をFWとして先発させるという苦渋の選択となった。
 
 前半の札幌は、そのFW高木にボールがなかなか入らず、攻撃の形が作り出せない。逆にボールを奪われてはカウンターを受けるという悪循環になった。それでも、ディフェンス面での粘りもあり、ゴールを決められることなく0−0で前半を折り返した(福岡のシュート精度が悪いのにも助けられたが)。
 
 後半に入ると札幌は、MFで先発していた三上をFWに上げ、試合の流れを取り戻す。三上が前線でボールを収め、攻撃の起点として機能。札幌が優位に試合を進める時間が増え、良い形は作ったものの、相変わらずゴールは遠く0−0のドロー。
 
 この試合、昇格を決めている福岡に対し、押し込まれる場面も多かったが、全員が体を張った守備で、無失点で抑えたのは評価できる。その強い気持ちがゴールポストに助けられる幸運も引き寄せたとも言える。
 
 守備面では、ここ5試合で2失点と安定してきたが、攻撃面では大きな変化は見られない。来季につなげるためにも、攻撃陣の奮起と更なるレベルアップが必要だ。
 
 次節は12月4日、札幌ドームでロアッソ熊本と今季の最終節を戦う。今シーズン最後まで応援してくれたサポーターのためにも、最後は勝利の笑顔で終りたい。
編集部