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J2第20節(7月30日)開始早々の失点で岡山に完封負け

10・08・05
 7月30日、コンサドーレ札幌は、アウエーのkankoスタジアムでファジアーノ岡山と戦い、前半4分の失点を返せずそのまま0−1で完封負け。前節に続き開始早々の1プレーが試合を決める結果となった。
 
 この日のピッチは、気温30℃、湿度68%と、アウエーに乗り込んだ札幌の選手には厳しかったか。試合開始早々の油断をしたプレーから、あっさりとボールを奪われ、いきなりの失点。第18節の千葉戦では改善されたかに思われた試合への入り方が、結局は勝敗を決めてしまった。
 
 後半に入り、札幌はチャンスも多く作ったが生かしきれず。暑さの中、相手を上回る展開を見ると、肉体的な面よりも精神的な部分の未熟さがゲームを左右した。
 
 若手の多い札幌は、この部分の不安定さは当然予想されていたので、ベテランに期待したいところだが、試合に出続けていなければその役割も難しい。やはりここは中堅の選手たちの頑張りどころだろう。もっと、自分がチームを引っ張る強い意志を全面に出したプレーが必要だ。それができなければ、チームが中位から抜け出すことは難しい。
 
 次節は、8月7日、最下位に沈むギラヴァンツ北九州とホーム厚別で戦う。北海道の短い夏休みに集う子どもたちに、プレーで強いメッセージを送ってもらいたい。
 
矢田 からす