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北海道コンサドーレ札幌2021年ドーム開幕戦にミシャ

21・02・25
 「yes‐man」は嫌だ 「個性を出せ」

  ペトロビッチ監督の「bravo」とは

 北海道コンサドーレ札幌に入った情報によると、オーストリアに帰省中に左大腿骨を骨折したミハイロ・ペトロビッチ監督(63)は、2月23日、2次キャンプの熊本県大津町運動公園に姿を見せた。27日の2021年明治安田生命J1第1節、対横浜FC戦で2012年以来9年ぶりのホーム・札幌ドームでの開幕戦で「指揮」を取ることになった。

 23日の愛称・ミシャ監督の「采配ぶり」は、昨年、札幌市西区の「白い恋人サッカー場」と同様、全身を使った「情熱指導」は、変わらぬ勢いがあった。ただ、左足に加え、右脚も「まだ全快」ではない。2本の杖で操る姿は、「心にグッとくるもの」があった。この姿は、「ミシャじゃない」。この魂を選手、コーチ、従業員をはじめ、サポーター、会社関係者、札幌市民・道民が「精神的な教え」として「自分に受け入れてほしい」。特に「コロナ禍のうねりはまだある」。

 富良野の住人・倉本聰氏、元コンサドーレ監督の岡田武史氏らが「医療関係者に施しを!」と、熱意を集積させようと立ち上がっている。コンサドの選手たちも、「今回の監督のけが、荒野拓馬が「前向きに頑張っている」寄付集め(FC)。などなど「イエスマンにならず、心を育てる良いチャンス」ではないか。

 さらにペトロビッチ監督が「留守」の間に、四方田修平ヘッドコーチが、軸になって「合宿練習のスケジュール」を造った。いつも「ペトロビッチ監督と相談しながら」と言うが、選手もコーチもスタッフも、さらに報道関係者も「新しいものが生まれる」、前向きで、希望の持てる「頭脳」を養ってくれただろう。どうも「嘘も方便」の方が、「グッとくるぞ」。


 【歴史も見てみて】 この「北のサッカーアンビシャス」Web版は2009年から(創刊は2001年)。バックナンバー2009年3月号。12年前のホーム・札幌ドームでのJ2第1節、対ベガルタ仙台戦。石ちゃんこと石崎信弘監督が1年目。スタメンを見るとGK佐藤優也、MFクライトン、DF西大伍、西嶋弘之の4人(J1からの降格組)がいるだけで、キャプテンは上里一将だった。現主将の宮澤裕樹は途中出場だった。試合は0−1で敗戦。

 そして今から9年前、2012年3月号。札幌ドームでJ1開幕第1節を戦った相手はジュビロ磐田。札幌の主な選手はオーストラリア代表(当時)DFジェイド・ノース、ドリブラーの前田俊介、現在は札幌のC.R.Cを務める河合竜二。監督は4年目を迎えた石崎監督で試合は0−0で引き分けた。札幌はこの年にJ2に降格し監督は退任した。

 筆者は「与野あつし=現・池田淳」。写真は石井一弘。変わらず「頑張って」ます。いつでも見られるバックナンバーの豊富さもWeb版の強みです。
 
池田淳