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12月5日、2020シーズンのホーム最終戦を飾るセレモニー

20・12・11
 上写真/新しいユニホームの契約はミズノとなり、セレモニー前に披露された。来季からは襟がついたデザインとなり、右からMF深井が着る従来の赤黒を基調としたファースト、ルーカス・フェルナンデスが着る黒を基調としたセカンド、DF進藤が着る白を基調としたサード、左端GK菅野が着るGK用ユニホーム

     (写真はいずれも12月5日、札幌ドーム、撮影・石井一弘)

 
 12月5日、札幌ドームで行われたJ1リーグ第31節で北海道コンサドーレ札幌はセレッソ大阪に1−3で敗れてしまった。

 ホーム最終戦を白星で飾ることは出来なかったが、来季からの新ユニホームのお披露目と感染症のまん延で混迷を極めた2020シーズンを共に歩んだサポーターに感謝を伝えた。加えて今季での引退を発表したMF早坂良太選手とDF石川直樹選手に労いのセレモニーが行われた。


 上写真/引退式で「泣かない」と決めていたがDF石川が顔を覆ってしまった、右端、もう一人の引退者MF早坂


 上写真/今季限りで引退するMF早坂(左)とDF石川

■北海道コンサドーレ札幌の石川直樹選手のコメント
 「ここ1、2年辞め時を探していた。練習を100%やること。さらに試合で100%表現してやることが“石川直樹”のプロとしての在り方だったが、ここ数年ケガが増えてきて、それが出来なくなってきた。理想と現実の部分のギャップを受け入れながらやってきたが限界なのかなと感じていた。若い選手たちに今まで伝えるべきことは伝えきった満足感もあって現役引退を決断した」

■北海道コンサドーレ札幌の早坂良太選手のコメント
 「プロとしてやる以上、僕自身としては、試合に出てチームのために貢献することが第一条件だと思ってやってきました。その中で次にチームが勝つためにどうするか。だから、チームが勝てず、自分がグラウンドに立てずに貢献できない時、存在価値はなんだろうかと考えたこともあります。昨年は出場数が20試合に満たなかった。力になれていないと感じるなか、チームが若返りをすることも循環として大事だと理解し、そのなかでのバランスもありました。

 今年はコロナで練習ができず、自分でコンディションを上げなければならなかった。試合数も減り、90分間戦えるシチュエーションがなく、それでも試合に出た時に100パーセントの力を出すための準備をしてきました。個人的にやるべきことは多く、それが一人では出来なくなり、なんのためにやっているのか。メンタル的な限界といいますか、プロとして維持出来ないと感じました」


 上写真/今季最後のホームゲーム後のセレモニーであいさつするペトロビッチ監督、左通訳兼任の杉浦コーチ


 上写真/ホーム最終戦を終え、ゴール裏サポーターと一緒に記念写真に収まる北海道コンサドーレ札幌の役員、スタッフ、選手たち


 上写真/家族から花束を贈られるDF石川(右)とMF早坂、右端拍手するペトロビッチ監督


 上:上段写真/ホーム最終戦後のセレモニーに、負傷し足の手術をしたMF荒野が杖をつきながら姿を見せた

 上:下段写真/サンクスウォークで花束を手に場内を笑顔で回る石川と早坂、間にはキャプテン宮澤も


 上写真/サンクスウォーク後、勢ぞろいした選手、スタッフの後方スタンドには、石川、早坂両選手に感謝する横断幕が掲げられていた


 上写真/引退するDF石川と握手を交わす野々村社長、杖をついて参加の荒野も・・・


 上写真/引退する石川(右)と早坂が家族と一緒に記念写真


編集部 写真はいずれも石井一弘撮影