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バーモントカップ全国大会、トルナーレはベスト8、SSSはベスト16で涙

12・01・11
 ジュニア年代のフットサル日本一を決める「バーモントカップ第21回全日本少年フットサル大会」。大会会場の駒澤体育館(東京都)には、全国の厳しい予選を勝ち抜いた48チームが集結。1月4日から6日の3日間、優勝を目指し、熱い戦いが行われた。

 4、5日に行われた予選リーグ。4チームずつの12グループに分かれ、グループ1位とグループ2位の中で成績上位4チームが決勝トーナメントに進出となった。

 昨年12月に行われた北海道予選を突破し、全国大会への出場権を手にしたのはSSS札幌サッカースクールとフロンティアトルナーレFC U−12の2チーム。

 予選グループBのトルナーレは、初戦のベガルタ仙台ジュニア(宮城県)と引き分けたものの、続く若鮎長良FCインテリオール(岐阜県)と浅川SC(福岡県)に快勝。得失点差で1位となり、決勝ラウンドに進出した。

 予選グループEのSSS、初戦の相手は前年度準優勝のマルバ浦安fc U−12(千葉県)。この初戦を引き分けで乗り切ると、次の高知南FC(高知県)と四箇郷少年サッカークラブ(和歌山県)に連勝。勝ち点で並んだマルバを得失点差で上回り、1位で決勝ラウンドに進むこととなった。

 5日の午後から行われた決勝ラウンド。SSSの相手はワイルドカードによって勝ち上がってきたベガルタ仙台。SSSが試合の主導権を握り、相手の倍のシュートを浴びせるも、ベガルタ仙台が驚異の粘りで試合終了間際に2−2の同点に追いつき、勝負はPK戦に委ねられた。土壇場で勢いに乗ったベガルタ仙台がPK戦を4−3で制し、SSSはベスト16で姿を消した。

 一方、トルナーレの1回戦の相手はリベロ津軽SC U−12(青森県)。試合は、前半から圧倒的に攻め込んだトルナーレが試合を優位に進め、得点を重ねる。最終的には9−2のスコアで勝利し、準々決勝にコマを進めた。

 迎えた6日の相手は予選でも対戦し、引き分けたベガルタ仙台。トルナーレが優勢に試合を進めリードするも、終了間際に追いつかれ3−3の同点からPK戦に。ここでもベガルタ仙台が勝負強さを見せ5−3で終了。トルナーレも健闘するもベスト8で大会を終えた。

 6日午後に行われた決勝戦は、北海道代表2チームを破ったベガルタ仙台と東京都代表のFCトッカーノ。前半は0−0で折り返し、後半ベガルタ仙台が先制するも、ここからトッカーノが猛攻撃を仕掛け逆転に成功。最後は6−1でタイムアップとなり、トッカーノが爆発的な攻撃力で初優勝を飾った。
編集部