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北海道学生リーグ1部、最終節に逆転で札大が優勝

11・11・11
 「平成23年第60回全日本大学サッカー選手権大会」の北海道代表チームを決定する「第30回北海道学生リーグ」。優勝の行方が最終節まで持ち越される激しいタイトル争いを制したのは古豪の札幌大学。北海道教育大学岩見沢校との直接対決に勝利し、逆転優勝を決めた。

 1部リーグは6月12日から9月23日の日程で、まず1stステージの9節を行い、上位5チームと、下位5チームで分かれて戦う2ndステージ進出チームを決定した。

 1stステージを勝ち抜き、2ndステージ上位リーグに進んだのは札大、岩教大、苫小牧駒澤大学、道都大学、北海道大学。この5チームで、10月2日から30日の日程で2ndステージを戦い、優勝と全国大会への出場権をかけ凌ぎを削った。

 今季、ここまで知事杯と総理大臣杯を制し、3冠の座を狙った岩教大。10月30日、苫小牧駒澤大学人工芝グラウンドで行われた最終節は、岩教大が首位、札大が2位と直接対決で迎えた。

 近年、幾度もタイトルをかけ争ってきた両チーム。岩教大は引き分け以上で優勝が決まり、札大は勝たなければならなかった。この大一番で今季最後のライバル対決は、いや応なしにも緊張感の高まる一戦となった。

 緊迫した試合は、やはりセットプレーが重要になる。前半、風上の岩教大がCKから先制点を奪い1−0で折り返す。しかし、知事杯と総理大臣杯でともに準優勝と、あと一歩でタイトルに届かなかった札大が、風上に回った後半に意地を見せた。後半30分すぎから、なんと5分間で3得点と怒涛の反撃を成功させ、3−1と一気の逆転勝利。今季、辛酸をなめ続けていた札大が、土壇場でリベンジを果たし、3年ぶり22度目の優勝を飾った。

 優勝した札大は、12月18日から開催される全日本大学サッカー選手権に出場する。全国の舞台でも、この日のように諦めない、粘りのある戦いで全国の強豪に挑んでもらいたい。
編集部