地域のサッカー情報

一覧に戻る

クラブユースU−15、北海道代表の前に全国の高い壁・・・

11・09・11
 中学生年代のクラブチームナンバー1を決める「adidas CUP 2011 第26回日本クラブユースサッカー選手権(U―15)大会」が、8月14日から23日の日程で、帯広の森競技場などで行われた。

 今大会は、例年開催されている福島県にあるJビレッジが、東日本大震災の影響で使用できないため、初の北海道開催となった。全国から予選を勝ち抜いた強豪32チームが北の大地で優勝目指し鎬を削った。

 北海道代表として、本大会に出場したのはコンサドーレ札幌U−15と、SSSジュニアユースの2チーム。1次ラウンドでコンサドーレは3戦全勝、1位で決勝トーナメントに進出した。一方のSSSも、関東代表の強豪、柏レイソルU−15には敗れたものの、2勝1敗とし、2位で決勝トーナメントに進むことになった。

 迎えた決勝トーナメント1回戦、奇しくも、コンサドーレとSSSという北海道代表同士の対決に。互いに手の内を知り尽くしているチーム同士なだけに、拮抗した試合展開となり、1−0の僅差でコンサドーレが2回戦に勝ちあがった。Jリーグの下部組織ばかりが勝ち残った、決勝トーナメントにおいて、唯一残った街クラブのSSSがここで姿を消した。

 コンサドーレの2回戦の相手はヴィッセル神戸U―15。立ち上がりこそ粘りを見せていたコンサドーレだったが、次第に押し込まれていくと、失点を重ね、最終的には0−8という大差で敗れてしまった。近年全国大会でも上位に進出していたコンサドーレの大敗に、全国レベルの厳しさを改めて見せられた。

 優勝は2年連続で清水エスパルスジュニアユース。ガンバ大阪との決勝を5対2と制し、貫禄の2連覇を達成した。
編集部