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北海道サッカー協会とSSS札幌が協力事業

11・09・11
 8月10日、札幌ドームで行われた、ロンドン五輪出場を目指すU−22代表のエジプト戦と、日本代表の韓国戦の2試合は、共に勝利と駆けつけた日本のサポーターを喜ばせた。

 その中、財団法人北海道サッカー協会と、特定非営利活動法人SSSスポーツクラブ(SSS札幌サッカースクール)が連携し、東日本大震災の影響で、札幌市に避難されている方から、希望者10人を無料で招待した。

 今回の支援事業は、NPO法人として地域社会貢献活動を続けるSSS札幌が、道サッカー協会に被災者支援の相談をし、実現した。SSS札幌が窓口となり、指定席分を購入、それを招待券とした。

 招待者からは、「とても良い試合で、得点者だけでなく、チームで戦うひとりひとりの姿に感動しました。先の見えない生活に不安を抱えていましたが、今後の生活は自分次第なんだということをあらためて再確認する機会となりました。私も自分に負けずに頑張ります。本当にありがとうございました。」と、感謝の言葉が寄せられた。

 道サッカー協会会長で、財団法人日本サッカー協会の参与、評議委員も務める出口明氏は、「日本サッカー協会でも被災者から約300人の方たちを招待していました。今回は、日本が2試合とも勝てて、観戦した被災に合われた方にも喜んでもらったようで、元気づけられて良かった。」と、寄せられた感謝のコメントに目を通し、被災地にも思いをはせた。

 道サッカー協会会長の出口氏と、SSS札幌事務局長の柴田吉徳氏は、今後もサッカーを通じての地域社会貢献活動や、サッカーの底辺拡大事業について、連携を前向きに検討していくことも話し合われた。

 上写真/日本代表戦の招待者から寄せられたコメントに思いをはせる北海道サッカー協会出口明会長

 上写真/今回の協力事業と併せ、今後の振興普及策を話し合い握手を交わす出口会長(写真右)とSSS札幌事務局長の柴田吉徳氏(写真左)

編集部