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クラブユース選手権U−15、コンサドーレ札幌が4年連続8度目の優勝

11・08・11
 クラブチームの北海道No.1を決める「第17回 北海道クラブユースサッカー選手権(U−15)大会」が7月3日から24日にかけ、夕張平和運動公園で行われた。この大会には48チームが参加し、北海道の頂点を目指し熱い戦いが繰り広げられた。

 23日に行われた全国大会出場がかかった準決勝。勝ち進んだのはコンサドーレ札幌ユースU−15、アンフィニMAKI.FC U−15、SSSジュニアユース、スプレッドイーグルFC函館の強豪4チーム。

 準決勝の第1試合、コンサドーレ対アンフィニの試合は、両者共に激しいディフェンスで均衡した展開となったが、後半に素早いリスタートから得点を奪ったコンサドーレがそのまま逃げ切り、全国出場権を手にした。

 第2試合は、SSSとスプレッドの対戦。北海道カブスリーグでは2戦2敗とスプレッドに相性の悪いSSS。しかし、この日は立ち上がりからアグレッシブなプレーを見せる。前半に連動した攻撃からゴールを奪うと、後半、スプレッドにミドルシュートを決められ同点に追いつかれるも、セットプレーから決勝点を奪い2−1で勝利した。

 大会最終日の24日、アンフィニ対スプレッドの3位決定戦と、コンサドーレ対SSSの決勝戦が行われた。

 3位決定戦は、前半をスコアレスで折り返すものの、後半になりスプレッドの攻撃が冴えを見せ、一気に3得点。守ってもアンフィニの攻撃をことごとく跳ね返し、3−0の完封勝利となった。

 コンサドーレとSSSの決勝戦。これまで幾度も対戦し、手の内を知り尽くしているチーム同士なだけに、互いに簡単には決定機を作らせない。緊迫した展開のまま、迎えた後半残り10分、試合がついに動く。左サイドを崩したコンサドーレが値千金のゴール奪い、勝負を決めた。

 優勝したコンサドーレと準優勝のSSSは、8月15日から帯広市などで行われる「adidas CUP 2010 日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会」へ、3位となったスプレッドは、8月18日から中札内村で行われる「日本クラブユースサッカー選手権大会(U-15)デベロップカップ」に出場することとなる。

 初の北海道開催となる中、ホームの利を生かし道代表3チームの躍進を大いに期待したい。
編集部