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高円宮杯プレミアリーグ、札幌U−18は流経大柏高校に3−1で勝利!

11・04・23
(写真はいずれも4月17日、札幌サッカーアミューズメントパーク、撮影・石井一弘)


 「高円宮杯U−18サッカーリーグ2011プレミアリーグイースト」の第2節が4月17日、札幌サッカ−アミューズメントパークで行われた。コンサドーレ札幌U-18は、流通経済大学付属柏高校と対戦し、3−1で破り初勝利。通算成績は1勝1引き分け、勝ち点4とした。

 試合は、前夜の雪が残り強風が吹く悪コンディションだったが、札幌U−18は前半23分、FW近藤のゴールで先制、後半8分に再び近藤が追加点をあげゲームを有利に進めた。

 この冬の全国高校選手権4強の流経大柏高校はさすがに強く、次第に自力を発揮、後半16分にFW矢埜に決められ1点差につめ寄られた。しかし、札幌U-18は流経大柏高校の終盤の猛攻を懸命にしのぎ、逆に後半ロスタイムMF鈴木がゴールして突き放した。

 札幌U−18の四方田修平監督は「前節は東京ヴェルディ戦で追いつかれたが、この試合では逆に引き離すことができた」と前節の経験が生きたと話した。

 この高円宮杯U−18プレミアリーグは、昨年まで予選リーグと決勝トーナメントを1ヶ月の短期決戦で行っていた「高円宮杯全日本ユース選手権」に代わる大会で、東西各10チームが2回戦総当たりのリーグ戦を行い、東西両リーグの優勝チームでチャンピオンシップを戦いU−18の日本一が決定する。

 東西各リーグの下位2チームは、次年度の高円宮杯プリンスリーグへ自動降格。また、各地域のプリンスリーグ優勝チームは、プレミアリーグ参入戦への出場資格を獲得し、この参入戦で勝利した4チームは次年度のプレミアリーグ出場権を獲得する。

 第1節は4月9日(札幌は4月10日)に行われ、12月11日(予定)の第18節までの長期リーグで争われる。トーナメント方式ではトライできなかったプレーへの挑戦や、より多くの選手に出場機会が与えられることも期待される。特に昨季までプリンスリーグ北海道4連覇の札幌U−18にとっては、道外の強豪と競い合える貴重な舞台となる。


今季の出場チーム
【EAST】
北海道:コンサドーレ札幌U−18(北海道)

東 北:青森山田高校(青森県)
     尚志高校(福島県)

関 東:浦和レッズユース(埼玉県)
     流通経済大学付属柏高校(千葉県)
     FC東京U−18(東京都)
     東京ヴェルディユース(東京都)
     三菱養和SCユース(東京都)

東 海:静岡学園高校(静岡県)
     清水エスパルスユース(静岡県)


【WEST】
東 海:名古屋グランパスU−18(愛知県)

北信越:富山第一高校(富山県)

関 西:セレッソ大阪U−18(大阪府)
     京都サンガF.C.U−18(京都府)

中 国:立正大学淞南高校(島根県)
     サンフレッチェ広島F.Cユース(広島県)
     広島観音高校(広島県)

四 国:愛媛FCユース(愛媛県)

九 州:アビスパ福岡U−18(福岡県)
     東福岡高校(福岡県)

 上、上段写真/後半32分流経大柏高校の右CKからの攻撃を札幌U-18のDF奈良(3番)、FW下田(18番)が懸命に守る。左は柏高校MF田上(5番)
 上、下段写真/流経大柏高校を3-1で破り喜ぶコンサドーレ札幌U-18の選手たち


 上、上段写真/この日2得点と活躍した札幌U-18のFW近藤(9番)が、前半39分、流経大柏高校のDF竹原(3番)と競り合う
 上、下段写真/試合開始前、東日本大震災で亡くなられた人々に対し黙祷するコンサドーレ札幌U-18の選手たち

写真はいずれも石井一弘撮影