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高円宮杯U−15、北海道代表3チームに全国の壁

11・01・04
 U−15世代の最強チームを決める「高円宮杯第22回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」が、12月19日から29日の日程で、国立競技場(東京都)他で行われた。
 
 北海道予選を勝ち抜き、全国に挑戦したのは、コンサドーレ札幌U−15、SSSジュニアユース、アンフィニMAKI.FCの3チーム。
 
 コンサドーレ札幌は、昨年、本大会で準優勝を果たしており、同等以上の結果も期待された。19日の1回戦では、アビスパ福岡U−15(九州)と対戦し、先制を許す苦しい立ち上がりも、落ち着いた試合運びで逆転に成功。3−2で初戦を突破した。続く23日の2回戦、横浜F・マリノスジュニアユース(関東)と対戦。前半に先制するも、後半に追いつかれ、1−1のまま互いにゆずらず勝負はPK戦へ。結果3−5と敗れてしまった。
 
 SSSは、3年ぶりとなる本大会への挑戦。1回戦(19日)の相手は東北学院中学校(東北)。試合は開始早々に先制点を挙げたSSSが、勢いに乗って試合を優位に進め、終わってみれば3−0と快勝した。進んだ宇治FCジュニアユース(関西)との2回戦(23日)は、初戦の勢いを生かしたかったが、警戒していた立ち上がりに失点。その後も巻き返すことが出来ず、結果0−4で完敗となった。
 
 2年連続3回目となる全国大会に挑んだアンフィニは、19日、JFAアカデミー福島(東北)と対戦。先制点を決められると試合の主導権を終始握られ、リードを許す苦しい試合展開に。終盤、連続してゴールを決め意地をみせるも、最後は2−4のスコアで涙をのんだ。
 
 29日に行われた決勝戦では、名古屋グランパスU−15(東海)が京都サンガF.C.U−15(関西)を2−0で下し、11年振り2回目の優勝に輝き大会の幕が下りた。
 
 北海道から参加した3チームは全国レベルのサッカーを肌で感じてきたはず。この経験を次の年代に伝え、互いの切磋琢磨から、必ずや北海道のレベルアップにつなげてほしい。
編集部