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札大GP、全国の壁に跳ね返されJFL入りならず

10・12・11
 地域リーグから勝ち上がった全国の強豪チームがJFL(日本フットボールリーグ)入りをかける「第34回全国地域サッカーリーグ決勝大会」。北海道からは2年連続で札大GPが挑戦した。
 
 11月21日から23日の日程で行われた1次ラウンド。各地域リーグより9チームと全国社会人サッカー選手権大会の1位、2位チーム、そして、JFA(日本サッカー協会)により優遇措置で承認された1チームの計12チームが、4チームずつの3グループに分かれ、決勝ラウンド進出を争った。
 
 決勝ラウンドへは、各グループの1位と、各グループ2位の内、成績上位の1チームの計4チームのみが進出できる狭き門。グループBに入った札大GPの試合は、静岡県藤枝総合運動公園サッカー場で行われた。
 
 札大GPは、21日の予選ラウンド初戦、三洋電機洲本サッカー部(兵庫・関西代表)と対戦し1−1で終了も、大会規定によりPK戦となり敗戦(勝ち点1獲得)。
 
 翌22日の第2戦では、Grulla盛岡(岩手・東北代表)と対戦し、前半に入れた1点を守り切った札大GPが勝利。決勝ラウンド進出へ望みをつないだ。
 
 この時点で、グループ内全チームに決勝ラウンド進出の可能性が残されており、次に進むためには勝利が絶対条件となった札大GP。しかし、23日に行われたShizuoka.藤枝MYFC(静岡・東海代表)との最終戦は、前・後半にそれぞれ2点を取られ、1−4で敗戦。結果、勝ち点4獲得も、昨年と同じくグループ最下位で帰道することとなった。
 
 今回対戦した中にも、元Jリーガーが多数いるチームがあり、札大GPもJFLという高い目標を目指すのであれば、次なる強化策も必要か。北海道からプロクラブの下支えとなるJFLのチームが誕生するためには、協会や地域からのバックアップも不可欠となるだろう。
編集部