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高円宮杯U−15、全国大会出場チーム決まる

10・11・11
 全国のクラブチームと中学校が同じ舞台で戦い、U−15年代の日本一を決める「高円宮杯第22回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」。北海道からこの全国大会に出場できるのは、北海道カブスリーグU−15の優勝チームと、高円宮杯北海道大会の上位2チームの計3チームとなっている。
 
 最初に出場権を手にしたのはコンサドーレ札幌U−15。4月24日から9月25日まで道内各地で行われたカブスリーグで、終始安定した戦いを見せ、優勝と3年連続8回目の全国大会への出場を決めた。これにより、高円宮杯北海道大会決勝戦進出のスーパーシード権も同時に手に入れた。
 
 残り2枠をかけての戦いは、10月9日から30日まで、高円宮杯北海道予選を兼ねる「第22回北海道ユース(U−15)サッカー選手権大会」が札幌サッカーアミューズメントパーク他で行われた。
 
 すでに全国を決めたコンサドーレが決勝戦にシードされているため、16日の準々決勝が全国出場を争う舞台となった。この代表決定戦に進んだのはSSSジュニアユース、クラブフィールズU−15、札幌ジュニアFCユース、アンフィニMAKI.FCの4チーム。ここでの一戦に勝利した2チームが、全国大会出場権を獲得する。
 
 SSS対フィールズの戦いは、早い時間にSSSがセットプレーから先制点を奪うと試合を優位に進め、計5得点。フィールズが押し込む時間帯もあったが、チャンスを決め切れずに試合終了。SSSがあぶなげないゲーム運びで3年ぶり7度目の全国を決めた。
 
 一方、カブス1部リーグ同士の試合となったジュニア対アンフィニ戦は、互いのプライドがぶつかる激しい試合になった。まず先制したのはジュニア。スピードに乗った得意の形で幸先良く先制点を奪った。しかし、アンフィニも焦らずに攻撃を組み立てていくと、前半で2点を奪い逆転に成功し前半を折り返す。後半に入っても激しくゲームが動く。アンフィニが1点を加え逃げ切りを狙ったが、ジュニアも諦めず、連続で得点を入れ同点に追いついた。このまま延長戦かと思われた終了間際、アンフィニが劇的な決勝点を入れ、4−3で試合終了。2年連続3度目となる全国への重い扉を開いた。
 
 17日行われた準決勝では、硬い展開となったがSSSがアンフィニを1対0で下し、決勝に進出。30日の決勝ではカブス王者のコンサドーレと対戦し、4対0でコンサドーレが完勝。コンサドーレが力を見せ、今季3冠で幕を閉じた。
 
 北海道代表の3チームは、12月に行われる全国大会に出場する。中学年代の集大成となる全国の舞台で、北海道チームの躍進に期待したい。
 
編集部