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シュライカー大阪が初のフットサル日本一に

10・04・11
 フットサルの日本一を決める「PUMA CUP 2010 第15回全日本フットサル選手権大会」が3月5日から14日の日程で、1次ラウンドを大阪府の中央体育館と兵庫県のグリーンアリーナで、決勝トーナメントを東京都の国立代々木競技場第一体育館で行われた。
 
 この大会には9地域より各1チームと、前年度の予選参加チーム数上位地域の6枠、そしてFリーグに所属する9チーム(Fリーグ王者の名古屋オーシャンズは、AFCフットサル選手権出場のため、不参加)の計24チームが出場。
 
 1次ラウンドは、4チームずつの6グループに分けてリーグ戦を行い、各グループ1位と、2位の中から成績上位2チームの計8チームが決勝トーナメント進出となった。
 
 激戦を勝ち抜き、決勝の舞台にたどり着いたのは、Fリーグで8位と低迷するも、リーグ得点王のボラを中心に高い個人技で戦う「湘南ベルマーレ」と、リーグ最優秀選手に選ばれたGKイゴールを中心に堅い守りで3位と躍進した「シュライカー大阪」。共に初優勝をかけ、プライドがぶつかる一戦となった。
  
 試合は立ち上がりから湘南が主導権を掴み攻勢に出るが、大阪守護神イゴールのスーパーセーブもあり得点を奪えない。逆に前半残り5分、大阪がFKから直接ゴールを決め、1―0で前半終了。
 
 巻き返しを狙う湘南は、後半立ち上がりから果敢に攻めるが、またしてもイゴールが立ちはだかった。焦る湘南とは対照的に大阪は守備から得意のカウンターで、後半13分に狙い通りの追加点を奪う。さらに大阪は同16分、パワープレイに出た湘南GKの交代ミスを逃さずに、なんとイゴールが無人のゴールにロングシュートを沈め、3点差。さらに終了間際に1点を加え、4−0で大阪が悲願の初優勝を果たした。また、最優秀選手賞には攻守にわたって大活躍した大阪GKイゴールが選ばれた。
 
 期待されたエスポラーダ北海道は、予選リーグ2位で決勝トーナメント進出も、1回戦で優勝した大阪に2−3と惜しくも敗退した。
 
 今年の大会は、1次ラウンドを勝ち抜いたのは全てFリーグ所属のチームとなった。Fリーグチームのレベルアップに伴い、その他の地域代表にとって上位進出の壁は年々高いものになってきているようだ。
 
編集部