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ASCアドゥーマが来季のチャレンジリーグ参入を決めた!

09・12・11
 女子サッカー選手の目標でもある国内トップリーグの「なでしこリーグ」。現在の1部8チーム、2部8チーム制から、来季は、「なでしこリーグ」10チーム(1部相当)、「チャレンジリーグ」12チーム(2部相当、東・西6チームずつ編成)の2つのリーグ編成に改革される。
 
 そのなでしこリーグへの登竜門となる、チャレンジリーグへの参入決定戦が、11月21、22、23日の3日間、静岡県時之栖スポーツセンターで行われ、北海道代表のASC adooma(アドゥーマ)が来季からの参入を決めた。
 
 決定戦は、参加8チームが4チームずつA、B、2つのグループに分かれ、それぞれ上位3チームに、来季チャレンジリーグへの参入権を与える方式。
 
 Bグループに入ったアドゥーマは、21日の初戦、FOOTBALL CLUB AGUILAS(兵庫県)と戦い0−1で惜敗。翌22日は、常盤木学園高等学校サッカー部(宮城県)に0−5と完敗した。後がなくなったアドゥーマは23日の最終戦、こちらも2敗していたイカイFCレディース(静岡県)に、4−1と意地の勝利。この貴重な1勝でアドゥーマがBグループ3位に滑り込んだ。
 
 これでアドゥーマは、2010年からチャレンジリーグに参入し、将来的には上位のなでしこリーグ入りを目指す。全国の強豪と互角以上に亘り合うためにも、更なる戦力アップと、クラブ体制の充実は不可欠となるだろう。北海道の女子プレーヤーの目標として大いに期待したい。
 
 
(ASCアドゥーマ 山田 静監督コメント)
 全国に通用するチームになりたいと目標を立てて活動し創部6年がたちました。その後、2010年なでしこリーグの再編をきっかけに、北海道サッカー協会をはじめさまざまな方のご協力があって、私たちは参入へ向け手を挙げることができました。
 
 そして11月21、22、23日に静岡県御殿場市で行われたチャレンジリーグ参入戦。4チームの中、上位3チームまでが次年度のリーグ参加が認められるということで、どのチームも気持ちが入っており、今まで経験したことのない厳しい3日間でした。1試合目から耳の鼓膜が破れる者や骨折者も出ました。3日目は故障者も多い中の戦いでしたが、選手たちのがんばりや応援してくださった方々のおかげで勝つことができました。
 
 今後は、北海道の皆様に応援していただけるようなチーム名への改名や選手のセレクションを行うなど来期に向け進めていく予定です。来年度のチャレンジリーグでは厳しい戦いばかりになると思いますが、選手、スタッフ一丸となって精一杯努力してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
◆2010年度チャレンジリーグ加盟内定チーム(順不同)。
 ・ASC adooma(北海道)
 ・JFA アカデミー福島(福島)
 ・静岡産業大学女子サッカー部(静岡県)
 ・常盤木学園高等学校サッカー部(宮城県)
 ・日本体育大学学友会女子サッカー部(神奈川県)
 ・FOOTBALL CLUB AGUILAS(兵庫県)
 
           歓喜溢れるASC adooma(アドゥーマ)イレブン。
           いずれも写真提供:ASC adooma
 
編集部