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高校選手権道予選は旭川実業が9年ぶり2度目のV

09・11・11
 第88回全国高校サッカー選手権大会道予選は、10月25日、札幌厚別公園競技場で決勝戦が行われ、旭川実業高校が室蘭大谷高校を1−0で破り、9年ぶり2度目の優勝を飾った。これで旭実は、全国高校総体道予選と合わせ今季2冠を達成。
 
 攻撃力の「室大谷」対、守備力の「旭実」という構図となった決勝戦。序盤は構図通りの展開で、室大谷がポゼッションサッカーでチャンスを作るが、何度か訪れた好機も旭実の粘り強い守備に得点を奪うことが出来ない。ピンチをしのぎ続けて迎えた前半25分、逆に旭実の宮本が貴重な先制点を奪い、1−0とリードして前半を折り返す。
 
 後半に入ると旭実が持ち前の運動量と切り替えの速さで上回り、室大谷に決定機を作らせない、狙い通りの完封勝利で全国大会出場を決めた。
 
 全国高校総体では、優勝した前橋育英に1−3で力負けし、借りを返すために必死で厳しい練習にも耐えてきた旭実。北海道の代表チームとして、全国の舞台でも選手たちの奮起に期待したい。
 
 全国高校サッカー選手権大会は、首都圏で12月30日から開催される。
 
 上写真/高校総体と選手権大会の2冠を達成した旭実イレブン(写真提供:LSIN北海道)
編集部