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SSSが40周年を記念し「多世代スポーツ交流イベント」を開催

19・10・11
 NPO法人SSSスポーツクラブ(SSS札幌サッカースクール)が、9月29日(日)、石狩市にあるホーム施設で、地域の小学生と保護者を対象に「多世代交流イベント2019」を開催した。

 主催団体のSSS札幌は、1979年に誕生し、今年でクラブ創立40周年を迎えた草分け的存在。これまでに日本代表を始め、Jリーガーを17人輩出するなど、全国的にも育成の評価が高いクラブでもある。

 今回のイベントは、地域の子どもたちのスポーツ環境向上の為にと、スポーツくじ(toto・BIG)の助成金を活用し、参加費無料で行われ、幼児から大人まで600人が集った。

 当日は、元日本代表10番の木村和司氏(現NPO法人スポーツコミュニティ・シュート理事長)、日本代表最年少得点記録を持つ金田喜稔氏(現一般社団法人日本サッカー名蹴会会長)、元フットサル日本代表監督のアデマール・ペレイラ・マリーニョ氏(現SSSスーパーパイザー)が来場し華を添えた。

 上:上段写真/交流試合中に厳しいマークを受ける金田氏。天才ドリブラーもこれではボールが受けられないか
 上:下段写真/華麗なヒールキックシュートを見せるマリーニョ氏に、子どもたちもビックリ


 イベントは、サッカー交流試合を中心に、バドミントンやグラウンドゴルフにピンポンと盛りだくさんの内容で行われた。また、40周年を記念しホーム施設敷地内に「ワクワクキッズスペース」を開設。小さな子もバランスゲームやブランコ、鉄棒など、秋晴れの中、自然と体を使って遊んでいたのが印象的だった。

 交流試合では、金田氏とマリーニョ氏、元Jリーガーで現SSSスタッフの山瀬幸宏コーチの特別チームが結成され、子どもたちと対戦。往年のテクニックとドリブルやパスワーク(時には話術)で、子どもたちを刺激し続け、観覧者を含め終始温かい雰囲気に包まれていた。
 
 最後に木村氏からは「まずはサッカーを楽しんで好きになってください。好きで続けていたらもっとうまくなるし、うまくなったらもっと楽しくなるよ」と、子どもたちに笑顔でアドバイスを送っていた。

 終了後、帰り際までレジェンドたちにサインや握手を求める子どもたちもおり、記憶に残る貴重な経験となったようだ。

 上:上段写真/最後に子どもたちへアドバイスを送っている元日本代表10番の木村氏。
 上:下段写真/左から木村氏、マネジャー伊藤氏、マリーニョ氏、金田氏という、日産時代(現横浜F・マリノス)の豪華メンバーがそろった


 SSSが主催し、スポーツくじ助成金を活用して行われる「多世代スポーツ交流イベント」の年度内開催は、11月16日(土)、12月22日(日)、1月19日(日)、東区つどーむ会場で開催予定(安全確保の為、必ず事前申込必要)。参加希望者は、SSSスポーツクラブ担当者へご連絡を(電話011−747−1155、平日13時から16時まで)
編集部