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コンサドーレコーチに感謝状

19・08・11
 上写真/札幌市中央消防署長(右)から感謝状を受ける相川雄介さん(中央)と津元靖史さん。8月6日、札幌市西区の宮の沢白い恋人サッカー場、撮影・石井一弘


60代のサッカーマン救う

 札幌市中央消防署は8月6日、北海道コンサドーレ札幌アカデミーのコーチ2人に感謝状を贈呈した。

 2人は5月22日午後2時37分ごろ、同市中央区盤渓のばんけいサッカー場で行われた、「シニアクラスサッカー大会」で、試合中の男性(60歳代=匿名希望)が倒れ、意識不明状態に陥っているのに気づき場内にあるAED(自動体外式除細動器)を使って、救命処置を施した。

 男性は「不整脈」の状態だったが、救急車が到着する前に生気を取り戻していた。現在は回復して社会復帰している。

 この2人はコンサドの指導者で、相川雄介さん(35)と津元靖史さん(40)で、相川さんはGKコーチ、津元さんは「アンフィニMAKI.FC」の監督も兼任している。

 感謝状伝達は6日コンサドーレの練習場「白い恋人サッカー場」で行われ、小嶋響署長から贈られ「尊い命を守るという気持ちで、初動操作をしていただいたおかげです」と、感謝の気持ちが伝えられた。

 2人は「(事故)前日に一緒にAEDの講習を受けていた」と言い、「勇気をもって行い、助けられてよかった」と、顔を見合わせていた。

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影