地域のサッカー情報

一覧に戻る

高円宮杯U−15、北海道代表3チームは共に初戦敗退・・・

19・01・11
 中学生年代の頂点を争う「高円宮杯JFA第30回全日本U−15サッカー選手権大会」。今年度は12月22日から28日の間、1回戦から準々決勝までを大阪府のJ−GREEN堺と群馬県の前橋フットボールセンター他で行い、準決勝・決勝を東京都の味の素フィールド西が丘で行った。

 本大会へは全国の9地域協会から選出された32チームが参加。北海道からは、北海道コンサドーレ札幌U−15(第1代表)、北海道コンサドーレ旭川U−15(第2代表)、スプレッド・イーグルFC函館(第3代表)の3チームが挑戦。

 22日の前橋会場で行われた初戦、北海道カブスリーグを13勝1分け0敗と圧倒して第1代表を決めたコンサドーレ札幌は、JFAアカデミー福島U−15(東海第2代表)と対戦。試合は、前半10分、11分と連続して失点したコンサドーレ札幌だったが、29分には前半唯一放ったシュートで1点返し1−2で後半へ。しかし、後半開始早々の4分にも失点し、再び2点ビハインド。意地を見せたいコンサドーレ札幌は、後半アディショナルタイムの42分に1点返すも反撃及ばずタイムアップ。第1代表の期待を背負っていたが、2−3のスコアで敗戦に終わった。

 同日、同会場のコンサドーレ旭川は、名古屋グランパスU−15(東海第5代表)との一戦。開始からグランパスに主導権を握られ、コンサドーレ旭川が守勢に回る。粘り強く守りたいところだったが、前半8分、ゴール前のFKが選手に当たって軌道が変わり失点。0−1で後半に入り、巻き返すチャンスをうかがったが、後半3分に痛い追加点を食らう。その後もグランパスのポゼッションに押し込まれる展開は変わらず、0−2で試合終了。コンサドーレ旭川のシュート数は2本と、全国の厳しさを突き付けられた形となった。

 大阪堺会場のスプレッドは、22日の初戦を日章学園中学校(九州第1代表)と対戦。集中力を高く保った両チームの試合は前半スコアレスで後半へ。後半11分にはスプレッドが、獲得したPKをしっかりと決め先制に成功。流れに乗るかに思われたが、ここから相手の猛攻に合う。直後の後半12分に同点とされると、18分、23分、そしてアディショナルタイムの44分にも得点を奪われ、終わってみれば1−4の完敗。先制直後の失点で気落ちしたのか、悔しい結果となってしまった。
 
 最終日28日の決勝戦には、FC東京U−15深川(関東第3代表)とツエーゲン金沢U−15(北信越第1代表)が進出。試合は東京ペースで進み、その勢いのまま前半19分に東京が先制。後半に入り、金沢の時間帯もあったが、東京が後半34分に追加点を挙げ2−0の完封勝利。昨年、決勝で涙をのんだFC東京深川が4年ぶり3度目の頂点に輝いた。
編集部