地域のサッカー情報

一覧に戻る

「北海道150年記念事業」岩見沢でマリーニョ氏のフットサル教室開催

18・08・11
 8月1日、北海道150年記念事業の一環として、アデマール・ぺレイラ・マリーニョ氏(元フットサル代表監督)のフットサル教室が岩見沢市イベントホール赤れんがで開催され、小学生1年〜6年生約100人のサッカー少年・少女が集まった。

 この催しは、1971年11月23日に、岩見沢スポーツセンターで、当時北海道教育大学岩見沢校の栗林教授の指導の下、小・中学校、社会人年代の室内ミニサッカー大会が日本で初めて開催されたことを本道の歴史に留めるべく「史跡ミニサッカーで地域を元気にする会」が中心となり、参加費無料で行ったもの。

 午前中に行われたフットサル教室で、マリーニョ氏は「上手になりたい子は、サッカーを見ることが大切です。誰でも、見たことのないスポーツはうまく出来ませんよね。そして、とにかくゲーム(試合)を沢山しましょう! その中で、子どもたちにはパスコースを相手に見せないノールックパスやヒールキックなど楽しみながらチャレンジしてほしいです」と笑顔でコメント。その後、子どもたちと対戦した交流ゲームでは、華麗な足技と絶妙トークで会場を盛り上げた。

 昼の時間帯に行われた指導者や保護者向けの講話では、ブラジルの発想豊かなサッカー動画を流し、マリーニョ氏は「子どもたちが上の学年と競争できる環境と、試合の中で冒険(チャレンジ)できる環境を与えること、そして指導者が個性豊かなエンターテイナーを育てる意識が必要」と、日本サッカーの次世代の育成を熱く語る。

 午後から行われた子どもたち同士の交流試合では、様々なフェイントや思い切りのいいドリブルなど、チャレンジする姿勢も多く見られ、観戦者も目を細めていた。

 閉会式では、優秀チーム発表や、マリーニョ氏とのじゃんけん大会で景品が配られると歓声が上がり、参加者、関係者にとっても記憶に残る1日となった。
上:上段写真/開会式であいさつをする松野哲岩見沢市長。ステージ上、右から2人目は岩見沢教育大学サッカー部の越山監督
上:下段写真/低学年の子どもたちはマリーニョ氏のトークとテクニックに惑わされながらもニコニコ

上:上段写真/高学年の子どもたちはマリーニョチームに対抗し、真剣勝負を挑む
上:下段写真/閉会式のじゃんけん大会で盛り上がり、笑顔いっぱいで終了した
編集部