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高校総体北海道大会は男子が札幌大谷、女子は大谷室蘭が優勝

18・07・11
―男子代表は札幌大谷と北海―

 「平成30年度第71回北海道高等学校サッカー選手権大会 兼 全国高等学校総合体育大会サッカー競技北海道予選会」が、6月12日から15日の日程で、空知川サッカー場ほかで行われた。

 15日に行われた全国大会出場権をかけた注目の男子準決勝。札幌第一高等学校と札幌大谷高等学校の戦いは、前後半を通してスコアレスと緊迫した状態のまま延長戦突入。試合が動いたのは延長前半、札幌大谷が待望の先制点を決め、逃げ切りに成功。2年ぶり5回目となる全国出場を決めた。

 もう一方のカードは、プリンスリーグ所属の旭川実業高等学校と札幌ブロックリーグ所属の北海高等学校の戦い。こちらの試合も両者の意地がぶつかり合う激しさを見せるも、互いに得点を奪えず0−0のまま延長戦へ。すると延長前半に北海が1点奪い、守り切る形で10年ぶり8度目の全国出場権を手に入れた。

 同日に行われた札幌大谷対北海の決勝戦。両校ともに全国出場は確定しているが、北海道チャンピオンを目指し力を出し合った。試合は、両チーム連戦による疲労の影響が見えたが、最後のところで集中を切らさず簡単にはゴールを割らせない。互いに決め手を出せずに、試合は準決勝に続き0−0から延長戦へ。しかし、ここでもスコアは動かず勝負の行方はPK戦に委ねられた。最後は、札幌大谷が4−2でPK戦を制し、3度目の優勝で第一代表の座を得た。


―女子は大谷室蘭が連覇―

 同じく12日から15日に開催された「平成30年度第7回北海道高等学校総合体育大会女子サッカー競技 兼 全国高等学校総合体育大会サッカー競技北海道予選会」。

 15日に行われた全国切符を争う決勝戦。この舞台に進んだのは北海道大谷室蘭高等学校と、北海道文教大学明清高等学校の16年連続となるライバル校対決となった。

 互いに伝統と戦い方を知り尽くした一戦は、ロースコアでの決着が予想される中、前半に大谷室蘭が先制点を奪うことに成功。対する明清も最後まで同点を目指したものの、大谷室蘭が虎の子の一点を守り切り2年連続の優勝。1ー0の最小スコア差でライバル対決を制し、全国への挑戦権を獲得した。

 この結果、男子優勝の札幌大谷と準優勝の北海は、8月6日より三重県で開催される全国高校総体へ出場する。札幌大谷は、1回戦シードとなり岡山県代表の作陽高等学校と岐阜県代表の中京学院大学附属中京高等学校の勝者と対戦となる。北海は新潟県代表の新潟明訓高等学校との対戦が決まった。

 女子優勝の大谷室蘭は7月31日より静岡県で開催される全国高校総体へ出場。1回戦は東海地域代表の常葉大学附属橘高等学校(静岡)と対戦する。

 男子、女子ともに本道代表にとっては厳しい暑さの中での試合が予想されるが、上位進出に期待したい。
編集部