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全道フットサルU−14の部 大雪の影響も、栗山中学校の活躍光る

18・03・11
 「全道フットサル選手権大会2018U−14の部」が3月3日と4日、北海道立野幌総合運動公園総合体育館で開催。中学生カテゴリー今年度最後の公式戦はSSSジュニアユースの優勝で幕を閉じた。

 本大会は全道各地の予選を勝ち抜いた24チームが参加。1次ラウンドは3チームずつの8グループに分かれ、1位チームのみが翌日の決勝ラウンド(トーナメント方式)に進出となる。しかし、3日の予選リーグには大雪による交通障害の影響で、遠方の数チームは到着できず、残念ながら不戦敗扱いとなるなど、波乱の展開で大会がスタート。
 
 4日の決勝ラウンドに進んだのは、名寄サッカークラブジュニアユース(道北)、栗山中学校サッカー部(空知)、CORAZON FC(函館)、北海道コンサドーレ釧路U−15(釧路)、泊サッカークラブA(小樽)、SSSジュニアユース(札幌)、アンフィニMAKI.FC(札幌)、帯広フットボールクラブ(十勝)の計8チーム。

 準決勝は札幌地区同士の対決となりSSSとアンフィニが対戦。SSSが前半を2−0とリードし折り返すも、後半アンフィニが追撃開始。1点を取り合った後、終盤にアンフィニがフリーキックとPKで2点を奪い3−3の同点でタイムアップ。勝負はPK戦に委ねられ、SSSがPK2−1のスコアで勝利、決勝進出を決めた。

 もうひと山の準決勝は、中学校の部活チームで唯一決勝ラウンドに残った、栗山中学校サッカー部と、北海道コンサドーレ釧路U−15の対戦。前半から、互いに相手のスペースを突くオープンな展開を見せる中、栗山の攻撃力が爆発。釧路に前半3点、後半3点を与えながらも、栗山は前半5点、後半も6点を奪い圧倒。結局11−6のスコアで栗山が最後の舞台に進んだ。

 クラブチームのSSSと部活の栗山という注目の決勝戦。試合は準決勝の勢いそのままに栗山が先制ゴール、1点リードで折り返す。後半に入るとさらに栗山がフリーキックから加点し、2点リード。強豪クラブチームを破っての優勝も頭を過る。しかし、ここからSSSが慌てずに相手のブロックを崩し、意地の2ゴールで同点。PKでの決着と思われた残り1秒、SSSが劇的な決勝点を奪い3−2で優勝。予想を上回る熱戦に終止符をうった。

優勝  SSSジュニアユース
準優勝 栗山中学校サッカー部
第3位 北海道コンサドーレ釧路U−15、アンフィニMAKI.FC
編集部