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各年代の北海道代表が全国大会へ挑む!

17・12・11
 2種、3種、4種年代の各カテゴリーの北海道代表チームがそれぞれ決定した。本道を代表して戦う各チームの躍進を願い、参加チームと大会スケジュールを紹介する。

 まず2種年代は、高等学校日本一を決める「第96回全国高等学校サッカー選手権大会」が12月30日の開会式・開幕戦を皮切りに駒沢陸上競技場他で行い、1月8日の埼玉スタジアム2002での決勝まで行われる。

 道代表は、旭川実業高等学校が2年連続6回目の出場。大雪で波乱もあった地区大会を順当に勝ち上がった旭実は、決勝で北海道大谷室蘭高校と対戦、3−0と快勝し全国出場を決めた。旭実は12月31日の1回戦を浦和駒場スタジアムで沖縄代表の宜野湾高校(19年ぶり3回目)と対戦する。旭実は夏の全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会で全国ベスト8まで進んだ経験を生かし、本大会でも上位進出を狙う。

 次に3種の中学生年代は、クラブチーム、中学校と第3種全加盟チームが対象の「高円宮杯第29回全日本ユース(U−15)サッカー選手権大会」が、12月16日から28日にかけて茨城県内の各会場で行われる。

 本道からは第11回北海道カブスリーグU−15・1部リーグの上位3チームが出場。第1代表のアンフィニMAKI.FCは12月16日の1回戦をケーズデンキスタジアム水戸で関東第2代表のFC東京U−15深川。第2代表の北海道コンサドーレ札幌U−15は1回戦をひたちなか市総合運動公園スポーツ広場Aで中国第1代表のファジアーノ岡山U−15。第3代表のSSSジュニアユースは1回戦を茨城県立カシマサッカースタジアムで関東第5代表の東京ヴェルディジュニアユースとそれぞれ対戦する。各チームとも初戦からJクラブの下部組織と対戦するが臆することなく存分に力を発揮してもらいたい。

 最後に4種年代は「第41回全日本少年サッカー大会」が、12月26日から29日にかけて鹿児島ふれあいスポーツランド他で開催される。数多い小学生年代の大会の中でも1番の目標とされる伝統の全国大会。各都道府県から代表1チームと、前年度優勝チーム枠1チームが加わり全48チームが出場する。道代表は北海道コンサドーレ札幌が出場。コンサドーレは、グループCに入りSSS FC(山口県)、フォルツァ松本(長野県)、太陽SC(鹿児島県)とのグループリーグを戦い、27日午後からのラウンド16を目指す。

 各年代で今シーズン外サッカーの集大成となる全国大会。道代表は12月開催ということもあり雪の影響で外サッカーに取り組む環境には苦労する部分はあるが、それをいつまでもハンディキャップと思うのはもう古い。高校野球、少年野球でも本道代表が全国制覇を成し遂げ、そしてサッカーでは同じ雪国の青森山田高校や、北海道コンサドーレ札幌ユースU−18も全国優勝を経験している。シーズンを問わず常に全国レベルと対等に戦えるような競技レベル向上を目指し、そのためにも環境の整備、普及と底上げをしながら、本道がスポーツ王国となり、地域の活性化につながることも大いに期待したい。
編集部