上：左側写真／「１００万円も借りられなかったＮＰＯが、街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」の初版本の表紙。サッカー解説者のアデマール・ペレイラ・マリーニョ氏と木村和司氏もコメントを寄せる
　上：右側写真／見開きカラーページでは、施設整備の年表と人工芝グラウンドを一望できるラウンジのような特別観覧室を紹介。夜間にＬＥＤナイター照明で照らされると、緑のピッチが浮かび上がるように見える


「Ｊリーガー１３人輩出！北国から発信！ＮＰＯクラブでもここまで出来る」　

　弊誌北のサッカーアンビシャスと特定非営利活動法人ＳＳＳスポーツクラブ（ＳＳＳ札幌サッカースクール）の特命チームがタッグを組んだ「１００万円も借りられなかったＮＰＯが、街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語」が、９月３０日に札幌サンプラザで開かれたパーティーの席上、披露された。

　パーティーには、元日本代表の木村和司氏やクラブのスーパーアドバイザー、アデマール・ぺレイラ・マリー二ョ氏らが出席、「奇跡の物語」に感銘、苦労を共にしたドリームプロジェクトと喜怒哀楽をしみじみと語りあった（本誌１０月号にスポーツイベントの記事・写真掲載済み）。

　その後１か月足らずで１，０００部を売り上げ、反響の大きさから１１月３日に大手インターネットモールのＡｍａｚｏｎで全国販売を開始。その２日後には、ノンフィクションスポーツカテゴリーの売れ筋ランキングでトップテン入りし、さらに３日後には一時的ではあるがベスト５まで順位を上げた（順位は１時間ごとに変動）。

　ＳＳＳ札幌のホーム施設は、２００９年に子どもたちの活動環境向上のためにと基金を募ったＳＳＳドリームプロジェクトが始まりで、２０１３〜１６年度にかけて施設の本格整備がなされた。その間わずか３年程度で、ＮＰＯ系アマチュアサッカー街クラブ日本一の施設と称されるまでとなり、プロジェクトの経緯を綴った書籍の全国販売に至った。

　この書籍では、「子どもたちから大人まで三世代で読めるスポーツ読本に」と、大人向けにはスポーツ振興くじの助成事業の活用法、クラブ理念や運営ノウハウなどを紹介。子どもたちには、一目で内容が伝わるようにとイラストを２０ページ入れた。その他、ＳＳＳ札幌で取り組んでいる体づくりトレーニングも紹介されている。特に地域のスポーツクラブ関係者には、ホーム施設の整備や運用、その前段階の資金の確保の方法などは、注目に値するだろう。

　現在、書籍の取り扱いはＡｍａｚｏｎのみで、１冊１，０８０円（税込）送料無料で販売中（Ａｍａｚｏｎサイト内で、「本　ＳＳＳ」、もしくは「１００万円も」で検索するとトップページに表示されます）。地域スポーツに興味のある方、クラブ関係者の方は是非どうぞ。


【書籍情報】
　題　　 名：１００万円も借りられなかったＮＰＯが、
　　　　 　　 街クラブ日本一の施設を造った奇跡の物語
　著　 　者：北のサッカーアンビシャス編集部
　　　　 　　 協力ＳＳＳドリームプロジェクト特命チーム
　　　　 　　 イラスト担当スエリス
　発 行 所：北のサッカーアンビシャス
　形　 　式：Ａ５版３００ページ（カラー８Ｐ、モノクロ２９２Ｐ内イラスト２０Ｐ）
　価　 　格：１，０００円＋税（送料無料、ヤマトＤＭ便での発送）
　販 売 先：インターネットモールＡｍａｚｏｎ

　上写真／書籍の目次ページ画像。実際に実現した困難なプロジェクトをまるでフィクションのような様々なエピソードを綴る。タイトルで気になったところだけでも読める軽快なスポーツ読本