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SSSとコンサドーレ旭川が日本クラブユースサッカー選手権へ

17・07・11
 上写真/日本クラブユースサッカー選手権(U−15)大会北海道大会の決勝戦。北海道コンサドーレ旭川U−15対SSSジュニアユース、全国を決めた2チームが優勝を争う(写真はいずれも7月9日、夕張平和運動公園)


 北海道のクラブユースサッカーのU−15世代の頂点を争う「第23回 北海道クラブユースサッカー選手権(U−15)大会 兼 第32回 日本クラブユースサッカー選手権(U−15)大会北海道大会」が6月17日から7月9日の間、サングリンスポーツヴィレッジ(夕張平和運動公園)で行われた。

 2017年度の全道大会には56のクラブチームが参加。優勝、準優勝の2チームには「第32回日本クラブユースサッカー選手権大会(U−15)」への出場権が与えられる。

 その全国大会への出場権が懸かった7月8日の準決勝に勝ち進んだのは、北海道コンサドーレ札幌U−15、北海道コンサドーレ旭川U−15、ジェネラーレ室蘭U−15、SSSジュニアユースの4チーム。

 昨年、決勝戦で合いまみえたコンサドーレ旭川対コンサドーレ札幌は、今年は準決勝で全国を争うこととなった。同門対決となったこの試合は、前半終わって0−0と互角の展開で折り返す。後半は北海道カブスリーグのリベンジに燃えていたのか、旭川が徐々にペースを握り先制に成功。その後も集中力を切らさず1−0の最少得点差で旭川が逃げ切った。

 もうひと山は、SSSと唯一北海道カブスリーグ2部所属で勝ち残ったジェネラーレの一戦。前半はSSSがボールを保持するがゴールは遠く、ジェネラーレはロングボール主体の攻めを見せるがこちらも決定機はなく前半終了。後半、SSSが途中から選手交代をきっかけに流れをつかみ先制点。するとそこから一気の3ゴールと終わってみれば4−0でSSSが快勝。ジェネラーレの快進撃もここで終了となった。

 最終日の7月9日の決勝戦ではSSSとコンサドーレ旭川が対戦。試合は前半、旭川ペースで進む。集中した守備でSSSを抑え込むと、攻めては何度か訪れた決定機を決め切れずスコアレスのまま折り返す。後半に入ると、前日の熱戦の疲れか、暑さのせいか旭川の運動量がガクッと落ちSSSが猛攻を見せる。後半15分過ぎにSSSが先制点をあげるとその後もペースを握り続け、前半とは逆に旭川を抑え込みそのまま1−0でタイムアップ。SSSが猛暑の中、3年ぶりの優勝を飾った。

 優勝のSSSと準優勝のコンサドーレ旭川は8月15日から24日の間、帯広で開催される「第32回日本クラブユースサッカー選手権(U−15)大会」に参加する。SSSは7回目、コンサドーレ旭川は2年連続2回目の出場となる。

 また準決勝で敗れたコンサドーレ札幌とジェネラーレの2チーム、準々決勝で敗退したFC DENOVA U−15、スプレッドイーグルFC函館、アプリーレ札幌U−15、DOHTO Jrユースの6チームに加え、プラス開催地枠で優勝チームにベスト16で敗退した石狩FCには、函館市ほかで開催されるJCYインターシティカップ(U−15)EASTへの出場権が与えられる。


 上:上段写真/試合後半、SSSが待望の先制ゴールをネットに突き刺す
 上:下段写真/先制ゴールに喜ぶSSSイレブン


 上:上段写真/後半、旭川もビルドアップからSSSゴールを目指すが一歩及ばずノーゴールに終わった
 上:下段写真/ピッチサイドには、一人で会場全体に響く応援コールを続けるコンサドーレの熱烈サポーターの姿も
編集部