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『全国街クラブ探訪』 宮城県・塩竈フットボールクラブ

17・06・11
 上写真/2017年の初蹴りに集まった塩釜FC現会員の集合写真(写真はいずれも一般社団法人塩竈フットボールクラブ提供)

 昨年度、日本クラブユース連盟に加盟のクラブはU­−18が118クラブ、U­−15が1,390クラブと年々増加し、日本サッカーの育成を支える大きな柱となっている。その中、全国各地にJリーグのプロクラブではないアマチュアクラブでも、特色を持った様々な街クラブが存在する。

 そこで、当紙では本年3月号より『全国街クラブ探訪』と題し、全国で活動中の特色のある街クラブを紹介している。

 第4回目は、宮城県の「塩竈フットボールクラブ」を紹介しよう!


◆クラブプロフィール
・クラブ名  「一般社団法人塩竈フットボールクラブ」(塩釜FC)
・代表者名  小野寺 陽人
・活動地域  宮城県塩釜市
・創立年    1981年
・年代種別  小学生/中学生/高校生/社会人
・活動会員数 250人
・活動種目  サッカー
・ホーム施設 伊保石グラウンド
・HPアドレス http://www.shiogamafc.com/

◆過去の主な実績(大会成績、有力出身選手など)
・元日本代表キャプテン 加藤 久
・鹿島アントラーズ 遠藤 康
・佐々木 勇人(山形→G大阪→仙台→京都→栃木)
・奥山 泰裕(千葉→鳥取)

−Q−クラブの自己紹介をお願いします
 幼児・小・中・高・社会人の一貫指導チームです。地域に根差したクラブを目指しています。サッカーだけでなく、体操教室、わくわく遊び隊など地域と共に活動しているチームです。また、ユースがクラブユース全国大会の常連です。

−Q−特徴的な活動や取り組みがあれば教えてください
 現在は東北大学病院の整形外科をはじめとした約10名の医師が、塩釜FCの子どもたちを対象に「スポーツ整形」を確立しようとスポーツ障害の研究に取り組んでいます。原因のわからないけがや、治療性が多種多様な障害などを多方面から調査し、今後のスポーツ活動に役立てるべく、ボランティアで勉強会を開いています。さらに、東北大学大学院の栄養士から、スポーツに関連した栄養学のアドバイスをうけ、サッカー大会の弁当づくりにも役立てています。また、月に1度市内清掃などを行っています。

−Q−今後の目標や抱負を教えてください
 今後の大きな目標としては、塩竈市にスポーツ施設はもちろん、リハビリトレーニングセンターを整備する運動を広げていくことです。誰もが利用できる施設に、アドバイザーや医師が常駐し、病気やけが、心の悩み相談ができれば、病気にならないための健康づくりに安心して取り組める最高のスポーツ環境が整うのではないでしょうか。そんな大目標を実現するため、少子化の今だからこそ、コツコツと地域全体と一丸になって活動していきたいと思います。


 上写真/2017年1月6日、「第1回東北人魂カップin松島」で優勝した塩釜FCジュニアのメンバー。写真後列中央が発起人の鹿島MF小笠原満男選手、右端が同じく鹿島DF山本脩斗選手、左端が塩釜FC出身の鹿島MF遠藤康選手


 上:上段写真/2017年1月6日、「第1回東北人魂カップin松島」の運営を担当し、3人のJリーガーと一緒に写真に写る塩釜FCユースのメンバー
 上:下段写真/2017年の初蹴りに集まった塩釜FCOBのメンバー


 塩竈フットボールクラブ様、ご協力ありがとうございました! 次はどんな街クラブが登場するのか? 乞うご期待!

「北のサッカーアンビシャス」は地域のサッカーファミリーを熱烈に応援しています!

編集部