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岩教大が5度目の代表

17・06・11
 上写真/第41回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント北海道大会決勝で札大を破って優勝し、喜びを爆発させる北海道教育大学岩見沢校の選手、スタッフたち。右端が越山賢一監督


総理大臣杯で札大を破る

 第41回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント北海道大会決勝は5月28日、札幌厚別運動公園競技場で行われた。1977年に始まったこの大会、最多出場25回目の札幌大と9回目の北海道教育大岩見沢校の対戦になり小雨降る芝ピッチで始まったが、観客は2百人程度で少数。これは大会規定で本道代表が2校(東北地区と隔年1校増)になったためで、札大は道都大との4−0、岩教大は北海道大の4−1で、準決勝突破。前日に代表権を得ていた、いわば順位決定戦だったためか。

 それでも見ていて面白い試合だった。岩教大が昨年と違うFW3人の攻撃スタイルで臨み、札大は4バックの4−4−2の体制だった。開始直後は、札大がDFの中島洸(北海道大谷室蘭高出)の正確な球出しでゲームを支配していた。岩教大は、これまでのDFからのビルドアップを4−3−3の得点強化のスタイルに変えた。越山賢一監督曰く「何度も代表で出ているが得点が取れないのが悩みだった」と今年から挑戦しているスタイル。世界のサッカーがサイドのアタッキングゾーンに入って、3人のトライアングルパスからのセンタリングのゴールゲットが多くなった。古い話だが内田篤人(日本代表DF)が、現在のWBの位置からトップまで出ていくスタイル、今は鹿島のDF西大伍(札幌出)が、受け継いでいて、見事だと思うが、トップリーグではほとんどのチームがチャレンジしている。これを岩教大が取り入れた。越山監督の弁は「練習のポゼッションでトライアングルでキープすることを重視している」のだからだ、そうだ。

 残念、この試合では得点に結びつかなかった。「うちはセットプレーからの点が少ない」を気にしての体制だったが、前半33分佐賀俊之輔(札清田高出)の1点目、後半11分の佐藤隼(札大谷高出)の2点目とも遠藤祐馬(大阪桐蔭高出)のコーナーキックからの得点だった。これだけゴール(得点)に執着した選手たちを見たのは久しぶりだった。点のとれるチームにステップアップだ。

 札大は、背番号8の中島のプレーが目に付いた。パス、シュートとも正確で今後中盤でプレーする事も考えるべきだろう。後半途中出場したFW橋本恵太(旭実高出)が28分ゲットして一矢を報いたが、攻撃の核になる選手が足りないようだ。

 (写真はいずれも5月28日、札幌厚別運動公園競技場、撮影・石井一弘)


 上:上段写真/前半33分、道教大岩見沢FW佐賀(グリーンのユニホーム左から3人目の9番)が、左CKからのボールをヘッドで決めて先制する。その左DF重森(8番)、左端佐藤(31番)、右の8番はキャプテンマークを巻いた札大DF中島
 上:下段写真/前半24分、激しくボールを奪い合う道教大岩見沢MF中本(35番)と札大DF榊原、後方は札大MF按田(5番)、道教大岩見沢DF佐藤(31番)


 上:上段写真/後半11分、追加点を決めた道教大岩見沢のDF佐藤(31番)がベンチ前でチームメイトから手荒い祝福を受けて笑顔を見せる。左からDF深井(3番)、重森(8番)、見原(6番)ら
 上:下段写真/札大を破って優勝した道教大岩見沢の選手たちが越山監督を胴上げ

池田淳 写真はいずれも石井一弘撮影