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全日本フットサル選手権大会、シュライカー大阪が今季2冠で頂点に

17・04・11
 2017年度のフットサル日本一を決定する「第22回全日本フットサル選手権大会」。3月10日から12日が1次ラウンド、18日から20日が決勝ラウンドという日程で国立代々木競技場第一体育館他で行われた。

 本大会へは、日本フットサルリーグ(Fリーグ)の12チーム、全国各地域の予選を勝ち抜いた9チーム、前回大会予選参加チーム数に応じて配分した5チーム(関東2、東海1、関西1、九州1)の計26チーム。なおFリーグの上位2チームは決勝ラウンドからの参加となった。

 北海道からは、地域大会を優勝したディヴェルティード旭川とエスポラーダ北海道(Fリーグ9位)が参加。まずは1次ラウンド突破条件の4チームで争うグループ1位を目指した。

 グループCに入った旭川は、3月10日の初戦、広島エフ・ドゥ(中国地域代表)と戦い2−1で白星スタート。翌日の第2戦はバサジィ大分(Fリーグ8位)と対戦し、後半7分までに0−4とリードされる。その後旭川が2点を返し一時2−4とするも、大分が1点を加え突き放し、旭川も終了間際に意地のゴールを奪うも最終スコア3−5で敗戦。リーグ戦最終日の第3戦は同志社大学フットサルクラブトレボル(関西地域第2代表)と戦い、点の取り合いから最後は7−6で旭川が接戦をものにし勝ち点6。しかし大分が3戦全勝の勝ち点9となり、惜しくも2位で予選リーグ敗退となった。

 グループDに入ったエスポラーダは、初戦をペスカドーラ町田アスピランチ(関東地域第1代表)と戦い5−3と勝利。翌日第2戦のヴィンセドール白山(北信越地域代表)には、危なげなく4−0と完勝。最終日の第3戦にリーグ突破を賭けた。相手は同じくFリーグのフウガドールすみだ(Fリーグ4位)。試合はフウガドールに先制されるもその後はエスポラーダが2得点をあげ2−1とする。後半13分には同点に追い付かれたがすぐさま追加点をあげ3−2とした。このまま勝利すれば文句なしの1位通過だったが、終了間際に失点を許し3−3の同点でタイムアップ。この結果、勝ち点7でフウガドールと並び、得失点差わずか1の差でエスポラーダが2位となり、決勝ラウンド進出成らず。1点の重みを噛みしめながら、大会を終えた。

 3月20日に行われた決勝戦。Fリーグを優勝し今季2冠を狙うシュライカー大阪と、エスポラーダを小差で退けたフウガドールが戦いの場に挑んだ。試合は開始2分と3分にフウガドールの連続ゴールが決まり2点リード。完璧なスタートに見えた。しかし直後の4分から大阪の猛攻が始まり、前半で3点、後半4点と怒涛の7連続ゴール。結局、最終スコア7−2で快勝。Fリーグでは9連覇をしていた名古屋オーシャンズを破り初制覇していた大阪が、今大会でも勢いそのままに5大会ぶり3度目の優勝を果たした。
編集部