今年の集大成ともいえる、各カテゴリーの全国大会日程と北海道代表の対戦相手が決定。本道代表チームの躍進を願い大会情報をまとめた。

　２種年代は高等学校日本一を決める「第９５回全国高校サッカー選手権大会」が１２月３０日から駒沢陸上競技場他で始まる。道代表となった旭川実業高等学校は、１２月３１日にＮＡＣＫ５スタジアム大宮で鳥取県代表の米子北高等学校との対戦が決まった。プリンスリーグ中国を２連覇している強豪チーム相手にどこまで戦えるかに注目が集まる。

　次に中学生年代は、第３種全加盟チームが対象の「高円宮杯第２８回全日本ユース（Ｕ―１５）サッカー選手権大会」が、１２月１７日から２８日にかけて茨城県内の各会場で行われる（準決勝、決勝は東京都味の素フィールド西が丘）。北海道からは、第１代表の北海道コンサドーレ札幌Ｕ−１５と第２代表のスプレッド・イーグルＦＣ函館の２チームが参戦。

　コンサドーレの１回戦は１７日、茨城県水戸市立サッカー･ラグビー場（ツインフィールド）でＪＦＡアカデミー福島Ｕ１５と戦う。コンサドーレは、夏のクラブユース選手権準決勝で敗れた相手だけにリベンジと意気込む。

　スプレッドの１回戦も同日、茨城県ひたちなか市総合運動公園スポーツ広場Ｂで関東地域代表の川崎フロンターレＵ−１５と対戦する。力のあるＪ下部チームが相手だが街クラブの意地を見せたい。

　第４種の小学生年代で一番の目標でもある「第４０回全日本少年サッカー大会」。各地域の予選を勝ち抜いた強豪４８チームが鹿児島県に集い、日本一を目指す。この舞台に挑戦するのは北海道コンサドーレ札幌Ｕ−１２。開会式は１２月２５日に行われ１次ラウンドのグループリーグは２６日にキックオフ。コンサドーレは２６日の初戦、新潟県代表アルビレックス新潟Ｕ−１２と対戦する。同日午後に福島県代表、ＥＳＴＲＥＬＬＡＳ．ＦＣと当たり、翌２７日に茨城県代表の鹿島アントラーズジュニアと第３戦を行う。

　今シーズン外サッカーの集大成となる各大会。この時期、北海道で外サッカーに取り組めるのも全国の舞台に臨むチームだからこそ。試合への調整は難しい面もあるかとは思うが、各チームが思う存分持ち味を発揮し、全国の強豪に負けない戦いを期待したい。

　上：上段写真／第９５回全国高校サッカー選手権大会に出場する旭川実業高等学校サッカー部のメンバー。１０月３０日、札幌厚別競技場、Ｐｈｏｔｏ　ｊｕｎ
　上：下段写真／高円宮杯第２８回全日本ユース（Ｕ―１５）サッカー選手権大会に出場する第１代表の北海道コンサドーレ札幌Ｕ−１５。写真提供：株式会社コンサドーレ

　上：上段写真／高円宮杯第２８回全日本ユース（Ｕ―１５）サッカー選手権大会に出場する第２代表のスプレッド・イーグルＦＣ函館。写真提供：スプレッド・イーグルＦＣ函館
　上：下段写真／第４０回全日本少年サッカー大会に出場する北海道コンサドーレ札幌Ｕ−１２Ａのメンバー