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旭実が4年ぶり5度目のV

16・11・11
全国高校選手権道予選 札大谷を3−1

 第95回全国高校サッカー選手権大会北海道大会は10月30日、札幌厚別競技場で最終日を迎え、札幌大谷高校と旭川実業高校の間で決勝戦が行われた。2連覇を狙う札大谷と4年ぶりの旭実の対戦は前半で連続3得点をあげた旭実が3−1で快勝した。旭実は12月30日から東京駒沢競技場などで行われる全国高校選手権大会に5度目の出場をする。

 決勝は前日の準決勝で北海を延長戦の末1−0で破った札大谷と、東海大付属札幌校を80分で退けた旭実とでは立ち上がりの勢いが違った。旭実が5分に先制をすると21分、27分に連続3得点でリード。動きの鈍い札大谷の守備陣の裏を突いた得点だった。札大谷は後半に選手交代で攻撃陣を増やして反撃に出たが、16分に1点を返したに留まった。

 ゲーム内容としては、旭実の攻撃が上まわったが、後半の札大谷の攻めを素早い攻守のトランジション(切り替え)で守り切った旭実の一歩進んだサッカーを見せてもらった。4年前より前進している。


■旭実・富居徹雄監督のコメント
 「今年の夏からメンバーやポジションを一新、競争意識を高めることを目標に選手たちを育ててきた。けが人もいるけれど、全国に通じるチームを作っていきたい」。

(注=富居監督は旭川市出身。旭川東高時代、はまなす国体の少年の部で北海道代表。3位になり、FWで優秀選手に選抜される。また年代別日本代表にも選ばれている。順天堂大に進み平成6年から旭実の教員とサッカーチーム監督。同校からJリーガー2人を出している)


■札大谷・田部学監督のコメント
 「落ち着く前に点を取られてしまった。最後まで修正できなかった」(激励のつもりで握手した手は冷たかった)。


 上写真/表彰式で優勝の賞状を受ける旭実キャプテンの伊藤和稀選手。10月30日、札幌厚別競技場、Photo jun

池田 淳