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札幌大学が総理大臣杯21年ぶりの全国8強

09・08・11
札幌大学イレブンの集合写真と1回戦突破の瞬間。写真提供:札幌大学サッカー部
 
 
 8月1日から7日の日程で、大阪(長居第2陸上競技場など)で総理大臣杯全日本大学サッカー選手権が行われた。北海道代表の札幌大学は、8月1日のトーナメント1回戦、関東1部の法政大学と対戦し、0−0からPK戦の末、粘り強く勝利。続く3日の準々決勝は、29年ぶりの4強入りを目指し九州の福岡大学と対戦し、0−1で敗れたものの21年ぶりの全国8強入りを果たした。
 
 福岡大との試合は、開始早々前半4分にMF青木圭(4年・7番)が一発レッドで退場となり、ほとんどの時間を10人で戦った。福岡大のシュート数19本に対し札幌大は2本。数的不利で、当然押し込まれる展開となったが、粘り強い守備で簡単には得点を与えなかった。後半開始1分、U−20代表の福岡大FW永井(3年・10番)に得点を許すものの、最後まで集中を切らさずに戦いきった。
 
 今回の戦いぶりを見ても今シーズンからコーチに就任した、元コンサドーレ札幌DFの古川毅コーチの影響は大きい。技術、戦術、精神力ともにチームのレベルを一段階引き上げた。就任後、初の全国の舞台となった今大会、ベスト8もさることながら、選手たちの気持ちの入った戦いぶりに満足気だった。今後も、道内の古豪から、全国の強豪への挑戦は続く。
 
編集部