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夏の北海道少年チャンピオンにSSS札幌サッカースクールが輝く

16・08・11
 7月29日から8月1日まで「第48回 全道(U−12)サッカー少年団大会」が旭川市東光スポーツ公園球技場で開催され、全道各地の予選を勝ち抜いた強豪32チームが一堂に集まり、夏の王者を争った。

 29日の開会式後には32チームを4チーム8ブロックに分けた予選リーグ1試合ずつを消化。翌30日に残りの予選2試合を行い、それぞれ各ブロック上位2位までが31日からの決勝トーナメントに進出した。

 大会最終日となった1日。最初に準決勝2試合が行われ、この舞台に勝ち上がったのは北海道コンサドーレ札幌U−12A(札幌地区)、エスピーダ旭川E(旭川地区)、SSS札幌サッカースクール(札幌地区)、SSS札幌サッカースクール・コラソン(札幌地区)の4チーム。

 同時刻に開催された準決勝。ピッチを幅広く使いボールを動かしながらチャンスをうかがうコンサドーレと、ショートパスとドリブル突破を中心にゴールを目指すエスピーダの試合は、個人技の差で勝負が分かれた。果敢にドリブルを仕掛けるエスピーダが得意の形から3得点を奪うと、コンサドーレの反撃を2点に抑え3−2でエスピーダが決勝へ。

 一方、同門対決となったSSS札幌対SSSコラソンの一戦は、同じクラブの2チームとはいえ、優勝したい思いは一緒。ライバル心剥き出しとなった試合は、気迫の込もった激しいプレーの応酬に。最後は相手の隙を逃さなかったSSS札幌が3−0でコラソンを下し、クラブ代表として最後の戦いに駒を進めた。

 迎えた決勝戦。気温の上昇とともに両者のテンションもあがった中でキックオフ。大事な立ち上がりでSSSが先制に成功すると、勢いそのままに一気に攻勢を仕掛け、前半だけで3得点とエスピーダを圧倒。途中強い雨にも見舞われたが、集中力を切らさなかったSSSが後半立ち上がりにも追加点。地元旭川の期待を背負っていたエスピーダの反撃をゼロに抑え4−0でSSS札幌が3年ぶり6回目の優勝を飾った。

 優勝したSSSは、全道ベスト4の舞台で同門対決を実現させ、クラブ全体での育成が評価される結果となった。また、準優勝のエスピーダは、準決勝で強豪のコンサドーレを倒すなど実力を証明した。この年代の大きな目標は、冬期開催となった全日本少年サッカー大会だろうが、残された外サッカーの期間、各チームの更なる成長を期待したい。


 上:上段写真/3年ぶり6回目の優勝を飾ったSSS札幌サッカースクールのメンバー
 上:下段写真/準優勝のエスピーダ旭川Eのメンバー


 上:上段写真/第3位の北海道コンサドーレ札幌U−12Aのメンバー
 上:下段写真/同じく第3位のSSS札幌サッカースクール・コラソンのメンバー

編集部