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「2016情熱疾走 中国総体」へ挑む北海道代表が決定

16・07・11
 「平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会」への出場を争う、北海道予選が男子、女子共に6月14日から17日の日程で釧路市民陸上競技場ほかで行われ、男子は札幌大谷高等学校、女子は北海道文教大学明清高等学校が優勝した。

 男子は優勝、準優勝の2校が全国大会に出場できるため、最終日の17日に行われた準決勝が山場となった。ここへ進んだベスト4は、札幌大谷対札幌第一高等学校と、北照高等学校(小樽)対札幌創成高等学校が対決。

 札幌大谷対札幌第一の戦いは、前後半1点ずつを奪った札幌大谷が2−0の完封勝利。北照対創成は、順々決勝で強豪の旭川実業高等学校を破った北照が3−1で創成を下し、それぞれ全国と決勝進出を決めた。

 同日に行われた決勝戦。2年連続の優勝を目指す札幌大谷と、今大会のサプライズチームともいえる北照との注目の一戦。

 大雨と強風という荒れたコンディションでの試合は、前半に札幌大谷が先制に成功。札幌大谷は決勝まで無失点と、強固な守備も光り、そのままの流れで優勝するかに思われた。しかし、北照も意地と底力を見せ、後半同点に追い付き、試合は1−1で延長戦へ突入。最後は、地力に勝る札幌大谷が延長戦の20分間に、なんと4ゴールを奪取。結局、5−1のスコアで札幌大谷が勝利。2年連続の優勝と、4回目の全国大会出場を決めた。一方、延長で力尽く形とはなったが、北照は1970年の創部以来初となる全国大会に挑戦する。

 同じく17日に行われた女子の決勝戦。こちらは優勝チームのみ全国大会出場権が与えられる。その代表権を争う決勝戦に進んだのは、北海道文教大学明清高等学校対、北海道大谷室蘭高等学校で、14年連続同カードとなった正にライバル対決。

 準決勝まで、大谷室蘭は28ゴールで無失点。対する明清も12ゴールで無失点と、互いに圧倒的な強さで勝ち上がって来た。

 男子同様、大雨の中キックオフされた強豪同士の一戦は大方の予想通り1点を争う展開に。試合開始から互いのプライドがぶつかり合う高い緊張感の中、前半に明清が1点を奪い先に試合を動かす。明清は、ここから集中力を切らさず大谷室蘭の攻撃を跳ね返し続け、1−0の完封勝利。3年連続の優勝と全国大会出場権を獲得した。

 これにより男子優勝の札幌大谷と準優勝の北照、女子優勝の明清は7月26日から8月2日の間、広島県で行われる平成28年度全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会へ出場する。

 男子の札幌大谷は7月28日の2回戦からの登場となり、綾羽高等学校(滋賀県)対星稜高等学校(石川県)の勝者と対戦。北照は7月27日の1回戦、四国学院大学香川西高等学校(香川県)と対戦する。女子の明清は7月29日に広島文教女子大学附属高校(開催地枠)と対戦が決まった。


 上:上段写真/北海道予選男子優勝の札幌大谷高等学校サッカー部
 上:下段写真/北海道予選男子準優勝の北照高等学校サッカー部


 上写真/北海道予選女子優勝の北海道文教大学明清高等学校サッカー部

編集部