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全日本少年サッカー大会、北海道代表チーム決定

09・07・11
 7月4日(土)、5日(日)、恵庭市桜町多目的広場で、第33回全日本少年サッカー大会北海道予選が行われた。全国大会出場をかけて、各地区の予選を勝ち抜いた強豪16チームがトーナメント方式で争い、コンサドーレ札幌ユースU−12が、2年ぶり3回目の栄冠に輝いた。(写真提供・いずれも北海道サッカー協会)
 
 激戦を勝ち上がり、5日の決勝戦に駒を進めたのは、本命のコンサドーレ札幌と今大会旋風を巻き起こした帯広地区代表のSSジュニア.FC。SSジュニアは、準々決勝でSSS札幌を2−1、準決勝ではアンフィニMAKI(札幌地区)を1−0と、全国出場を狙う札幌の強豪を次々と退け、決勝まで辿り着いた。
 
 両チームあと一つ勝てば全国。注目の一戦はちょうど12:00に戦いの火蓋が切って落とされた。これまでの勢いを象徴するように、試合開始早々からSSジュニアが主導権を握る。堅い守備からの素早い攻守の切り替えで、コンサドーレゴールを脅かすものの、あと一歩のところで得点が奪えない。
 
 すると、先制点を奪ったのはコンサドーレ札幌だった。迎えた前半17分、SSジュニアの堅い守備陣の手前からミドルシュートを放ち、ゴールに突き刺さした。この先制点が試合を決定付けたといってもいいだろう。流れを掴んだコンサドーレ札幌は、攻めに出てきたSSジュニアのスペースを突き、次々と得点を重ね、終わって見れば6−0。コンサドーレ札幌が激闘の北海道予選を制し、全国大会出場を決めた。
 
 全国大会は、8月1日(土)〜8日(土)、福島県のJヴィレッジ、東京都の国立スポーツ科学センター西が丘サッカー場で、各都道府県代表の48チーム(埼玉2枠)が戦いを繰り広げる。2007年にはベスト8まで勝ち進んでいるコンサドーレ札幌。北海道代表として、更なる躍進を期待したい。
 
 
 優勝したコンサドーレ札幌の浅沼監督は「北海道の代表チームとして頑張ってきます」と全国への意気込みを語った。(写真提供・北海道サッカー協会)
 
 
 準優勝SSジュニア.FCの喜多監督は「子どもたちは大会前から、本当に楽しみにしていた。SSジュニアは、下音更町の小さな小学校のチーム。SSS、アンフィニ、コンサドーレと札幌の名の通った強豪チームと戦えたことが、子どもたちにとってかけがえのない財産となった。全力を出し切きれたので、負けて悔い無しです」と満足そうに話してくれた。(写真提供・北海道サッカー協会)
 
編集部