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JFAプレミアカップ2016。北海道からはコンサドーレとSSSが挑戦

16・05・11
 U−15年代で新年度最初の日本一を争う「JFAプレミアカップ2016」が5月3日から5日の3日間、大阪府のJ−GREEN堺で行われた。

 本大会には、全国の地域予選を勝ち抜いた精鋭12チームが参加。北海道からは北海道コンサドーレ札幌U−15(北海道地域第1代表)と、SSSジュニアユース(北海道地域第2代表)が全国の強豪へ挑んだ。

 1次ラウンドは、4チームずつ3グループに分かれ、各グループ1位(計3チーム)と各グループ2位のうち成績上位1チームの計4チームが決勝ラウンドに進出する。

 グループBに入ったコンサドーレは3日、初戦で昨年の優勝チームである京都サンガF.C.U−15(関西地域第2代表)と戦い3−1で快勝。幸先の良いスタートを切る。しかし同日の2戦目、鹿島アントラーズジュニアユース(関東地域代表)には1−2と惜敗。翌日の結果次第ではトーナメント進出の可能性を残した。

 SSSはグループAに入り、初戦を名古屋グランパスU−15相手に1−4と黒星発進。同日に行われた徳島ヴォルティスジュニアユース(四国地域代表)にも0−1と敗戦し、連敗で初日を終える。

 4日の1次ラウンド最終戦、コンサドーレはアルビレックス新潟U−15相手に2−1と勝利。グループBを2位で終えるも、各グループ2位チームの中で最上位となり決勝ラウンドへ進出を決めた。

 一方のSSSは、グループリーグ最終戦でベガルタ仙台ジュニアユースと対戦。最後に北海道代表として意地を見せる戦いを見せ、後半ロスタイムに決勝点をあげるなど3−2とSSSが勝利。J下部組織相手に貴重な1勝を持ち帰った。

 4日の午後に行われた準決勝。コンサドーレの相手は、東海地域第2代表清水エスパルスジュニアユース。勝って決勝へと意気込んだコンサドーレだったが、開始3分に失点し出鼻をくじかれると、後半には3点を奪われ、終わってみれば0−4の完敗。ベスト4には入ったが、力の差をみせつけられる一戦となった。

 5日の決勝に進んだのはコンサドーレを破った清水エスパルスと鹿島アントラーズ。試合は決勝戦にふさわしい緊張感のある展開となり、前後半の60分では決着がつかず、20分の延長戦へ突入。ここでも動かずPK戦か―と思われた延長後半終了間際、清水が執念の決勝ゴールを奪い勝負あり。清水は1998年大会以来、2度目の栄冠を手に入れた。
編集部