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全日本ユース(U−15)フットサル、北海道勢が全国準優勝と3位に入賞

16・02・11
 中学生のフットサル日本一を決める「第21回 全日本ユース(U−15)フットサル大会」が1月9日から11日まで愛知県のスカイホール豊田で行われた。

 本大会は、9地域の代表と、開催地代表1チーム、その他登録チーム数に応じて北海道3、北信越2、東海1の割り当てがあり、計16チームが頂点を目指し戦った。

 1次ラウンドでは、4チームずつ4グループに分けてリーグ戦を行い、各グループ1位のみの4チームが決勝ラウンドへ進出する。

 北海道からは、第1代表コンサドーレ札幌U−15、第2代表ASC北海道U−15、第3代表ジェネラーレ室蘭、第4代表スプレッド・イーグルFC函館の4チームが出場。

 グループAのコンサドーレは、初戦で津フットボールクラブW1(三重県)に4−2で勝利し、第2戦の松山城北FC(愛媛県)は7−2、第3戦エスプリ長岡fc U−15(新潟県)を5−3で下し、3連勝で決勝ラウンドへ。

 グループBのジェネラーレ室蘭は、第1試合で長岡JYFC(新潟県)に2−8で敗れると、続く千葉サッカークラブU−15(千葉県)にも1−4で敗れ連敗。最終試合となった津ラピドFC(三重県)戦は2−2で引き分け。1分け2敗で大会を終えた。

 グループCのASCは、FC五十嵐ジュニアユース(新潟県)との初戦を7−6でものにすると、次戦のブリンカールFC(愛知県)にも5−3で勝利。最終戦はアスレチッククラブ弘前に4−4で引き分けたが、1位となり決勝ラウンドへ駒を進めた。

 グループDのスプレッドは、アスペガスFC(奈良県)に5−3、レスポール浜田(島根県)に7−6、筑後サザンFCサレストレーラ(福岡県)に4−2と、接戦をものにする勝負強さを発揮。3連勝で1次ラウンド突破を決めた。

 準決勝第1試合、コンサドーレの相手は長岡JY。昨年優勝している強豪相手に果敢に挑むコンサドーレだったが、随所に鮮麗されたプレーを見せる長岡JYに次々と得点を決められると、最後は1−6のスコアで完敗。3位となった。

 一方、北海道対決となったASC対スプレッドの準決勝第2試合は白熱した展開に。ASCが先制し前半を折り返すも、後半スプレッドが一気の3得点で2点リード。それでもASCは諦めず攻め続けると3点を連取し4−3と逆転。このまま逃げ切ったASCが決勝へ進んだ。

 全国の決勝という大舞台に進んだASC。長岡JYの大会連覇を阻止すべく、そしてASCは初優勝に向け、気持ちが高ぶった。試合は、ASCが幸先よく先制するも、すぐに長岡JYの反撃にあい、1−2と逆転され前半を終える。それでも後半、ASCは落ち着いた試合運びから、同点弾を決める。しかし、数分の膠着状態の後、地力に勝る長岡JYに5分間で4ゴールを奪取され、結局2−6でASCは敗戦。惜しくも準優勝で幕を閉じた。

 今回、ベスト4に3チームが入るなど、北海道フットサルが全国トップランクに位置していることは証明されたが、頂点に立つには、もう一歩大きな壁を越えなければならないのも事実。今後、北海道チームの優勝とさらなる躍進に期待したい。
編集部